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 東京・明治神宮の御社殿が昭和33年に再建されてから半世紀を迎えたのを記念して、再建を担った人たちのエピソードなどを紹介する「明治神宮戦後復興の軌跡」(鹿島出版会)が出版された。明治神宮が鎮座する表参道の街の住民らの声も収録されており、読み物としても楽しめる。

 明治神宮は昭和20年春、空襲で本殿などを焼失。33年に復興を果たした。同書では地元の住民がいかに再建に尽力したか、その経緯が詳細に記されている。

 編纂にあたったのは明治神宮国際神道文化研究所の主任研究員、今泉宜子(よしこ)さん(38)。社務所や宝物殿に眠っていた図面や写真などの資料を調べるとともに、当時の様子を知る人々を訪ね歩き、インタビューを進めた。「外苑も含め、明治神宮は街全体で歴史を歩んできた。再建については関係者が健在なうちに記録にとどめ、語り伝える必要があると感じました。これからは戦前の動きについても研究を進めたい。歴史に学ぶことが、次の時代につながると信じています」

 明治神宮の武道場で合気道のけいこに励んだというタレント、森泉さんのほか、作家の平岩弓枝さんや山本一力さんらも一文を寄せている。

 初公開の写真150点も収録。今泉さんは「写真だけでも歴史が分かる。若い世代にぜひ手に取ってもらいたい」とPRしている。(村上智博)

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