デヴィット・サミュエル・ペキンパー<サム・ペキンパー>
ヨーロッパ系移民のサム・ペキンパーはバイオレンス、スローモーション、実物の銃器を使用する。特異な映画監督でした。作品はいつも、賛否両論で紙面を賑わし、暴力描写監督のレッテルを貼られハリウッドから一時干されもしました。
しかし、名優がこぞって彼の作品に出演したく、進んでオーディションを受けた事を知った時、私はこの監督のファンで良かったとそして鼻が高かったこと思い出します。

デザイナー志向でイギリスで勉強、その後アメリカに渡り、骨太で男臭い映画を作り続けたペキンパー監督

享年59歳の若さで20世紀に亡くなりました。
これらスチールは、この監督にしてベストの映画と賞賛される「ワイルド・バンチ」です。
物語は敢て語りません。気になる方は、是非ご覧になって下さい。今から40年程以前の作品ですが、圧倒される銃撃戦、スケール感、男の友情、名優のアウトローぶり・・・色褪せしてない。

時代の移り変わりについていこうとしなかった男は潔い死に方を選び、散っていく・・・破滅の目的を探すかのように自分を納得させて・・・。