復帰の理由
尊敬できる人(以下、Aさん)があらわれた。
Aさんは私に「バレーしたくないの??」と聞いてきた。
私は泣きそうになった。
私がバレーの話をしている時に
「なんでバレーを辞めたの??」
という質問をしてこなかった人は初めてだったから。
私はAさんに全てを打ち明けた。
今まで誰に対しても真面目に答えたことがなかった、バレー部を辞めた理由。
バレー部を辞めた後、いくつかの社会人チームからの誘いを断ったこと。
そして何より、バレーがしたいということを。
バレーがしたいのに社会人チームではやる気がなかったのは、
Jさんに憧れ続けていたから。
自分が誰かに影響を与えられるような「先輩」になりたかったからだった。
Aさんは、「自分が好きなことをできないことが一番辛い」ということを痛感している人だった。
「バレーが好きなら、もう一度バレー部に戻るべきだ」
と、Aさんは私に言った。
その言葉には、重みがあり、あたたかさがあった。
Aさんの言葉でやっと、私は自分の気持ちと正面から向き合うことができた。
「もう一度、札教大男子バレー部でバレーがしたい」