悪人

今年25本目の映画



『悪人』



観てきました。



李　相日監督



さすがです



物語も深い。映像も綺麗。



人間性とか、人間味とか



そんなありきたりな言葉しか出てこないけど、



人間の業とか、良い部分も悪い部分も



両方表れた、秀逸な作品でした。



決して、妻夫木聡演じる祐一が



悪人とは思えない。



個人的には



満島ひかり演じた佳乃や、



岡田将生演じた増尾の方が、



“悪人”に見えた。



真面目に保険の仕事をしているようで、



裏では出会い系サイトで売春まがいの行動をし、



苛つかせる佳乃や、



卑屈で屈折した性格で、



人の死を馬鹿にする、老舗旅館の坊っちゃんの増尾。



よっぽどこっちの方が観ていて苛つきました。







あとは何より、祐一の祖母役の樹木希林。



素晴らしい



励ましてくれた運転手の乗る、バスに頭を下げらるシーンと、



詐欺にあい、悪徳業者に立ち向かうシーンに



胸が熱くなりました。



本当に、素晴らしい



こんな演技、樹木希林しか出来ない











今年の邦画は、素晴らしい



『サヨナライツカ』、



『告白』、



『THE LAST MESSAGE 海猿』、



素晴らしい作品ばかりです







『雷桜』、岡田将生くん今年３作品目、



観ますよ









それにしても、今日は寒かった