ファイナルスタンド

ペヤング激辛シリーズもついに最終決戦となった。
極激辛の2倍の辛さとなり、パッケージデザインも危険度が高いことを示す閻魔大王が咽び泣きながらНетのハンドサインをしているデザインとなった。
 

WTF

一口目で奇妙な苦みを感じる。口に入れるなと本能が拒絶している生理現象か。
即座に口の中全体がピリピリと痺れはじめた。
 
飲み込むたびに胃が激しく痙攣し、しゃっくりが出て食べにくい。
しばらくすると喉と胃が焼けるような痛みに襲われた。
もし私がアメリカ人だったら、コンソールの引き出しからコルト・ガバメントを取り出し、迷わず頭に撃ち込んでいただろう。
死闘の末間食。
 
食べ終わってからアニメ鑑賞をしていたが、胃の激痛が冗談じゃなくなってきた。
牛乳を切らしていたのでお茶や水を飲んだが、胃に流れ込んでくると残留しているペヤングが暴れて余計に具合が悪くなる。
もし私がロシア人だったら、スタッシュの中からタルコフスカヤを取り出し、迷わず一気に飲み干していただろう。
布団の中に数十分籠城する羽目になった。
 
これは市販してよかったのだろうか。
面白半分で手を出して救急車を呼び輩が現れるとも限らない。社会問題になる可能性が懸念される。
 
尚、翌日は酷い排便で苦しむこととなる。
数百発の弾丸を発射し、真っ赤に焼けた銃身をケツの穴に突っ込まれたような激しい熱さと痛みを感じた。