ジョン・リーは大好きだし、マイルスも好き
という私にとっては夢のようなコラボだったこのサントラ。
ただ、これが出た当時それほど話題に上がることもなかった。
両者それぞれのリスナー層が被らなかったということか。
ジャズを聴く人はあんまりブルーズ聴かそうな気もしないではなし、
またその逆も。もちろん両方好きだという人も居るだろう。
話題になるならないは個人的にはどうでもいいことだが。
最初に聴いた時はこれはどちらのリスナーも満足しないだろうと
は思ったが、いやこれが化学反応かとも思った。
これまでのジョン・リーとマイルスのキャリアからは規格外の
ような気もしたが、いっぽうでこれはそれぞれの音楽からしか
出てきようがない音楽にも思えた。
もちろんこれがサントラだという前提でジョン・リーとマイルスがガチンコでやってるとは思えないが、それでもこのふたりにしか作れなかった音楽のようにも。