ジャメ~カン・ジャズはデジャヴって気がする。

当時まだ子供だったから60年代にスカタライツやドンDをオンタイムで
聴いてたわけじゃないし、そもそも日本で60年代にスカタライツを聴いて
た人が一体どんだけ居たんだ?って気もする。
彼らの音を聴いたのは70年代も末期の頃になって、この妙に人懐っこいメロディとストイックなリズムは初めて聴いたような気がしなかった。

何か60年代に観ていたTVドラマのBGMやCMで聴いたような憶えがあるような。そんな感じ。
まぁ、もっとざっくばらんに言えばチンドン屋とそう遠くない(笑)
大体、子供の頃観ていた60年代のTVにはロックなんて流れて
なかったというか、まだまだジャズの影響が色濃く残っているようなものが
多かったような気がします。そもそも作ってる人達がジャズ世代の人達だからそうなるんだろう。
ここで言ってるジャズというのはジャズ喫茶で聴くようなモダン・ジャズ
ではなく、もっと一般大衆化していたジャズのこと。
大体、うちの親なんて洋楽はすべてジャズだと思っていたような昭和一桁世代。
そんな子供時代に聴いたものを思い起こさせるスカタライツって自然と耳に馴染んで
しまう。

Don Drummond - Alipang

 

これは別な編集盤から、これも昔っから好きな1曲。
この人の繊細な心に土足でずかずか入り込んでくるような厚かましく
デカいノリが堪らなく好き(笑)
Chinatown