この写真とは少しアングルが違うしモノクロだったが
はじめてツェッペリンを目にしたのは、アンプをはじめて買うために
訪れた近所の電気屋さんだった。
歳が2ケタになった頃、自分のラジカセを持てるようになり
少しでもいい音で聴こうとアンプを繋げてヘッドホンで聴こう
と思ったわけだ。今でいうヘッドホンアンプみたいなもの。
今はいいよな、あんなコンパクトでイイ音するんだから。
買ったのはソニーのアンプ。
そのアンプにラジカセを繋いで聴いていた。
一度凝り出すと更に次となるのはオーディオの常だが、
それは例え中学生でも同じ事。そのうちラジカセが
マイクロのレコードプレーヤーに変わっていった。
話がだいぶ逸れたが、そのアンプを買いに行った街の電気の店内に
貼られた1枚のポスター。特にカッコいいと思った憶えはないが
ジミー・ペイジの恰好はホームレス(当時はそんな言葉はなく
今言うとピーが入る乞〇)みたいなオッチャンやなと思ったもんだ。
その時はまぁそのくらいな事しか思わなかったが、少しして
ロックに目覚めツェッペリンを知るようになり、
あの電気屋のホームレスのオッチャンがツェッペリンだったこと知る。
ただ、最初に観たジミー・ペイジには不思議と嫌悪感みたいなものは
なかった。なんか変わり者のオッチャンだが妙に人懐っこさを感じた。
4人写っているのになぜジミー・ペイジだけに目が行ったのかは
未だにわからない。(日本人顔してるから?)
ツェッペリンといえばロックだが、わたしがツェッペリンを聴くのは
この時のジミー・ペイジの印象が潜在的に刷り込まれたからなのか
HRバンドとしてより、こういう曲を演るからなのかもしれない。