後々、観光協会の回し者みたいになってしまったウェイリング・ソウルズの
為体は目を覆うもんがあったが、70年代中期から後期のチャネワン期の
どしょっ骨の入った奴らは最高だ。
名前が似てることでボブ・マーリィの二番煎じみたいに取るのは大間違い。
マーリィ達のウェイリング・ウェイラーズとはジョー・ヒッグス先生の
ところで同じ釜の飯を食った仲。特にウィンストン”パイプ”マシューズと
マーリィの類似はそのことも少なくない。

エイドリアン・シャーウッドのサブ・レーベル、プレッシャー・サウンズが
コンパイルしたこの編集盤はそんな彼らの美味しいとこ取り。
バックは言わずもがな、チャネンワンのハウス・バンド、レヴォリューショナリーズ。
レゲエが強く美しかった頃の産物。