どのアーティストに対しても最初に買ったその人レコードにはそれ相応の思い入れってものがある。
ローラ・二ーロのこのベスト盤は彼女のレコードで最初に買ったもの。
丁度この年('72年)に彼女が初来日した時の記念盤みたいなもだった。

なんで、彼女のレコードを聴こうと思ったか?
そんなことは今ではもう憶えてない。
(キャロキン聴いてた姉に対する対抗心から?)
ローラ・ニーロって名前の響きに惹かれたのも要因のひとつだったかも知れない・・・。

彼女の曲は他のアーティストで聞き覚えはあった。
しかし、彼女自身の歌で聴いたのはたぶんこのレコードが最初だったと思う。

今では特にこのレコードでないと聴けない曲なんてものない。
これが出た当時まだ彼女の1stは国内盤では出てなかったものだから

このベスト盤A面に収められた1stからのナンバーは当時は貴重だった。

それと、このレコード・ジャケがなんとも素敵
(今でも彼女のジャケの中ではこれが一番好き)

音の方は現在のリマスター盤等に較べるとかなり落ちますし
(それでもアナログ特有のファットな低域は捨て難い・・・)
既出のみの選曲ということからも今はターンテーブルに乗せることもめったにないが、久しぶりにこのレコード引っ張り出してきてジャケを眺めながら聴いていると、そんな音の悪さも気にならない。

ジャケの方は随分とカビたけど(笑)
想いのあるレコードってやっぱ良いもの。