このレコードを聴いてると無性にアコギを弾きたくなる衝動に駆られる。
デイヴィ・グレアムの2nd「Folk, Blues & Beyond」。

今、テレキャス(通称、便器の蓋・・笑)しか持ってないんでアコギを弾けないのが残念。
テレキャスと云えばジミー・ペイジだが・・・?(笑)
そのジミー・ペイジもお世話になってたデイヴィ・グレアム。

まぁ、誰々がどれを頂いた頂いてないの話は置いとくとして、遠い昔ギターを弾きたいと思うキッカケになったのは、この辺りのブリティッシュ・フォークを聴いたのがかなり大きいんですな。
プログレでもジェスロ・タルでもツェッペリンでもナンでも良いですが、惹かれたのは要はこの辺のフォーク的なとこだったような気がします。

グレアムは、特別トラッド・フォークだけ演ってたわけでもなくブルーズやジャズのクラシックスなどもフォーク・マナーで演ってた人で、ジャズ・メッセンジャーズの"Moanin'"やミンガスの"Better Git in Your Soul"(ミンガス辺りを演るってのは、何かペンタングル的ですね) 或いはブルーズでは"Rock Me Baby"や"My Babe"辺りのお馴染みの曲等も取りあげています。
唄の方は正直上手いとは云えないまでも、何処かチェット・ベイカー的なヘタウマ感が個人的には好きです。
バート・ヤンシュも演った"Angi"、ヤードバーズ(というかジミー・ペイジ)がホワイト・サマーのタイトルで演った"She Moved Through the Fair"・・・etc。
ロックサイドからのお馴染みも入ってて取っ付き易いアルバムじゃないかと。

バート・ヤンシュより3歳年上だったグレアム。ヤンシュがヒーロー視していた偉大なギタリストでしたが、彼も2008年にこの世を去っています。上手いギタリストというだけなら穿いて捨てるほど居ますけど、彼等のようなギタリストというのは、今、見当たらないですね。


1 Leavin' Blues 2:54
2 Cocaine 2:25
3 Sally Free and Easy 3:51
4 Black Is the Colour of My True Love's Hair 2:23
5 Rock Me Baby 2:47
6 Seven Gypsies 2:39
7 Ballad of the Sad Young Men 3:10
8 Moanin'2:30
9 Skillet (Good 'n Greasy) 2:27
10 Ain't Nobody's Business What I Do 2:20
11 Maajun 2:41
12 I Can't Keep From Crying Sometimes 3:35
13 Don't Think Twice, It's All Right 2:54
14 My Babe 2:45
15 Goin' Down Slow 2:30
16 Better Git in Your Soul 2:28

bonus tracks
17 She Moved Through the Fair 3:13
18 Mustapha 3:09
19 Angi 2:27
20 Davy's Train Blues 3:00
21 3/4 A.D. 4:39