ちょっと前にモーニングショーを見ていたら

意外な人から予期せぬな名が・・

 

コメンテーターの玉川徹氏のクチから

まさか朝のワイドショーで聞くとは

思わなんだ

 

丁度話題がギターの事だったんだが

その玉川氏から発せられたのは

ジョニー・マー

思わず、へぇ〜・・・

考えてみれば、玉川氏も還暦過ぎ

私のちょっと下だがほぼ同世代

スミスをオンタイムで聴いていたと

してもおかしくない

特に玉川氏に好感を持っていたわけではないが

それから彼を見る目が少し変わったことは

否めない

 

ずっと若い世代にもスミスは今でもある種の

カリスマ性があるようだが

スミスは80年代のメインストリームではなく

所謂インディーズバンド

マイノリティがメインストリームを食って

しまったバンド

 

私にとってもスミスは特別

ロックバンドで思い入れを持てた最後のバンド

もうこれ以降のストーン・ローゼズやオアシスに

なるとリアリティがなくなった

 

スミスを最初に聴いたとき、ショッキングというより

居そうでそれまで居なかったバンド

こんなギターを弾くやつ居そうで居ない

革命的ではないがセンスがどこにも当てはまらない

言うならば・・・目から鱗

 

モリッシーのヴォーカルもそれまでのマッチョな

ロックスターとは対極にあった

70年代末期のパンク以降で最も待ち望んだバンド

彼ら(特にモリッシーとジョニー・マー)の成り立ちに

ニューヨーク・ドールズが絡んでいたこともシンパを持った

また更に60年代のガールポップへの造詣の深さなども

個人的にどストライク

 

スミスは早い時期からジョン・ピールの目にとまり

録音を残していたがこの変則的なセカンドでは

その一部をメインに構成されていた

あと、スミスのメイン・フォーマットであるシングル盤との

混成でもあった

 

今はスミスのコンピレーションでどれも簡単に聴けるが、

当時はシングル盤は別に買わなければならかったので

このセカンドで幾つかの曲を聴くことができたので

それも願ったり叶ったり

 

スミスの最高傑作は「The Queen Is Dead」が挙げられるのが定石で

それに異論はないが、個人的に一番思い入れがあるのは

この「Hatful of Hollow」

 

 

最後に、アンディ・ルークの安らかな眠りを祈る