私が6才の頃、母とデパートに行った時の話です。子供そっちのけで婦人服売り場を行き来する母を見失い、迷子になってしまいました。泣きながら母を探していると、優しそうな雰囲気の女性が「どうしたの?」と声をかけてきました。事情を説明すると「じゃあ、お家まで一緒に行ってあげる」とデパートから外へと連れ出されました。
当時の私は細かい事まで意識できていませんでしたが、迷子の子供を総合案内所に導くのではなく外に連れ出すのは、いま思えば不気味です。
その女性は私の手をとって歩きながら「何年生?」などと笑顔で話しかけてくれましたが、ふと見上げた表情が能面みたいに映って、私はイヤな予感がして一瞬のスキをついて走って逃げました。
そして、電車2駅分くらいの距離を歩き、家の前で体育座りして母の帰りを待ちました。いつも母はタクシーで移動していて、私は窓から眺めていた景色を覚えていたので、それを頼りに戻る事が出来たのです。私にとって人生初の一人での長距離移動でもありました。
あの出来事が誘拐だったのか単なる親切心だったのか、それとも孤独を埋めるためとか、女性の心に何らかの問題があったのか今となっては謎です。
私のデザインは【脾臓センター】がONなので、常に直感にアクセス出来ます。ここは生存本能と深い関係があり「イヤな予感」が飛んで来たら警報システムが作動して危険から身を守ろうとします。
もしOFFだったら、逃げられずについて行ってそのまま監禁されたり殺されていた可能性もあったのかな、などと思います。
幼少期の記憶の中でもこの出来事は特にインパクトがあって、当時の場所を通りかかると今でも鮮明に思い出します。
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