初めましてロマノフです。
最近、ネタバレ混みで真剣にアイマスのあれこれを語る機会がないなーと思いブログをはじめました。
主にここでは、アイドルマスターのコミュ、曲、イラスト等々の感想を書いていこうかなと思います(飽きたらやめます)。
ちなみに、言及していますがネタバレ全開ですのであしからず。
だらだら書くのもあれなんで本題へ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
一発目はどうしても語りたかった[チエルアルコは流星の]八宮めぐるを感想・考察を述べていきます
ハーフという属性とエスペラント語という言語を使って上手に八宮めぐるを表現していて大好きなコミュの一つです
まずコミュ内容
1.「異邦の青、浮遊する」
映画の出演でレッスンに意気込んでいためぐるだが、プロデューサーから映画に出る話しがなくなってしまう。
・選択肢「頑張っていたのにな」
→演じる予定の役柄は大正時代に日本にやってきた青い目の女の子。大人しくて、喋るのが苦手。めぐるとはちょっと違うタイプこの子はいつも空をみていて、その子にめぐるは声をどう声をかけていいかわからず時間が過ぎていた
・選択肢「仕事がなくなった理由は・・・」
→脚本を修正していたらめぐる役の出番がなくなってしまう。めぐるとプロデューサーはお互い自分に能力があればと考える
・選択肢「でも・・・もう一度・・・」
→映画の話がなくなり、プロデューサーがもう一度かけあってみると言及するが、めぐるは遠慮してしまう。しかし、プロデューサーは正直な気持ちが知りたいとめぐるに問うと、本当はやりたかったと吐露するめぐる
2.「同調の水、されど」
プロデューサーと歩いていためぐる。髪の癖を直すためにお店のガラスを覗き込むと、そこには熱帯魚のアクアリウムショップを見つける。そこには、一匹だけ端にいる他の種類とは異なる熱帯魚。プロデューサーはめぐるに「寂しそう?」と尋ねると、めぐるは「わからない。魚の気持ちはこの魚にしかわからない。寂しいとか悲しいの一言で言えるのかどうかも。もしかしたら、自分も他の魚と同じ色だったらと思ってるかも…。だけど…なんて言ったらいいのかな…わからなくなっちゃた」と答える。プロデューサーは「なんだかいいなこの魚。すごく素敵な色」。めぐる「色んな魚と泳がせてあげたい。この水槽以外の水槽もあるんだよって教えてあげたいよ」。最後に、「大丈夫君の色はとっても綺麗だよ」と水槽に向かって呟く。
3.「無重力のウテナ」
この間の映画出演は交渉したが、監督からやはり無理だと。しかし、別の役柄でめぐるにオファーをもらった。役の子は主人公の親友でとにかく元気な役。それに対し、めぐるは感謝していたがプロデューサーは負い目を感じていた。しかし、めぐるは「大丈夫。今はもう、あの子にかけてあげる言葉が見つかったから…。プロデューサー。今日の空とっても光輝いてる。すごいね、色って心でみてるんだねー。わたし、この鮮やかな空をみんなに見せられるようになりたいなあ」。その言葉にプロデューサーは「鮮やかな空…それは俺もみてみたい」。めぐる「わたしに見せてくれたのはプロデューサーだよ」。その後、寝癖があると指摘するプロデューサーだが、めぐるは気にしない。
以下感想
めぐるは、青い目をした女の子の役を演じる予定だったと語られています。これに対してコミュタイトルの「異邦の青、浮遊する」から二つの考えがでました。一つ目は役から外されめぐる自身のお仕事が宙に"浮いて"しまった(外された)という隠喩。二つ目はめぐる自身もハーフという人種から周りから"浮遊"していた(浮いてた)という隠喩。最初コミュを読んだときは前者の意味しか考察できませんでした。でも、「同調の水、されど」含めて読んだとき青い目をした女の子、同じ水槽でも一匹だけ違う熱帯魚。そして、海外出身のハーフアイドル「八宮めぐる」。後者の考察をした時、めぐるも過去に周りから浮いた経験があると読み取れると考えました。ハーフという属性を持っためぐるが、学生生活の中で周囲から"浮く"経験をしたことは普通にある話だと思います。実際、4コマ漫画1話でも独特な表現をしていて灯織がわかるよう訳(?)しています。そんなめぐるでも同じような境遇の人、生物には何と言っていいかわからない。同じ境遇だとしても他人、他者であって理解することはできない。しかし、めぐるはわからないなりに「大丈夫君の色はとっても綺麗だよ」と呟く。この優しさは真乃、灯織を紡ぐ絆につながると私は考えています。
さて、Trueコミュの「無重力のウテナ」ですが、「ウテナ=高さのある台」であり、無重力になってこちらも浮くという意味で使われる印象ですが、私の中では余計なプレッシャーから解放されたというイメージがしっくりきました。これは「同調の水、されど」であった寝癖を気にしないことから考察しました。容姿の見た目なんか、光り輝いてる空を認識できる内面・気持ちの変化を得ためぐるからしたらどうってことないという成長の証が表現されていてすごい好きです。また、色んな人がいて同じ空を見ていても同じには見えない。でも、それを共有して色んな変化を与えていきたい。というのがめぐるの理想とする姿なのかなと感じるようになりました。
虹と八宮めぐる
タイトル名である「チエルアルコは流星の」で使われている”チエルアルコ”はエスペラント語と呼ばれる言語で意味は「虹」です。そもそも、エスペラント語は世界共通言語で「共通の言語をもたない様々な人が意思疎通できる言語」で使われているそうです(筆者は知人Pからこれを教えてもらいました)。めぐるは異邦の人です。そのめぐるに世界共通言語であるエスペラント語の虹が使用されている。これで私は、めぐるが色々な”架け橋”となっていると感じました。「ほわほわと特殊な雰囲気を持っている真乃」と「厳しさの中で誤解を生みがちな灯織」を繋げる「海外出身・ハーフで元気いっぱいなめぐる」。めぐるはシナリオコミュを通して、他の二人を繋ぐ役が多いと感じています。流星=イルミネーションスターズ、チエルアルコ=虹=架け橋と連想ができます。そうすると、カードタイトルに深い意味が出てくると考えました。
最後に、この「チエルアルコは流星の」の最後が特徴的な終わり方になっていて助詞の「の」で終わっています。これは、省略法という文法の表現技法になっていて、読み手に色んな考察を想起させるという効果があるのですが、これは自分と他人で考え方が異なる。つまり、色んな考え方があるという「チエルアルコは流星の」を体現している素晴らしいカード名だと感じました。すごい妄想ですけど
以上でコミュ感想・考察でした。文章を振り返ると妄想多めだったなと感じていますwですが、この質のシナリオがPSRコミュで読めるのは本当に素晴らしい…ユーザーにはしっかりとコミュを読んでほしい。まあ、何が言いたいかというと、
カードを引いてジュエルを回収するだけで満足せずコミュを見ろ
ということを言いたかったのが全てです。
初めての記事でしたが何かの参考になれば幸いです。
駄文失礼しました。