日本は三連休ですね~。
来週からお花見が始まるとか。
いいなぁ。
もうちょっといればよかったな。
と言っても、アリタリア超激安航空券は30日FIX(行きと帰り便30日以内 変更不可) だったけど。
こんな安かったら、片道捨ててもよかったかも。
桜の下で、体に悪そうなソースとマヨネーズをたっぷりかけた「たこ焼き」食べて、
異様に値段の高い缶ビールとか飲みたいな~。
ところで、今回のアリタリア激安航空券ですが、
パレルモにいるのに、間違えて「ローマ⇔成田」で予約してました。
つい、くせで。
通常、格安でもパレルモ⇔ローマ間のチケットも付いてくるので、
あーこりゃ、失敗したな~と思ったけど、
今、イタリア国内は激安戦争まっただ中なので、
おまけ程度の金額で国内線はとれるからいいかな。とたかをくくりました。
行きのパレルモ→ローマは、TAX込みで45ユーロ。
帰りのローマ→パレルモは、TAX込みで13ユーロ。
実際、え、バス?って位安いのが見つかったわ。
どちらもEASY JET というオレンジが目印のイギリス系格安航空会社です。
基本的に格安航空券に往復割引はないので、
行きはEASY JET、帰りは、BLU EXPRESS なんてこともよくあります。
格安航空券は、手荷物の重さ制限も選ぶ基準。
EASY JETは重さ制限がないですが、
他では、MAX6キロとか、8キロとか大きさ以外にも重さ制限があるのよね。
PCやら何やら手荷物にするとスグ7,8キロはいっちゃいますから、
手荷物重さ制限がないのはポイント。
そして、機内預けにする荷物も、EASY JETはMAX20キロで、
普通の国際線並み。
これは、よいチケットを買ったわ。とほくそ笑んでたんですけど・・・。
今回、日本から積んできた荷物・・・
ぎうぎうに詰めたスーツケース(中身はもちろん、日本食)は、
ピンキー画伯に冬服を捨てさせてもなお、トータル45キロありました。
5キロオーバーか・・・。
成田では、アリタリア職員はノーチェックだったんですけど、どーかしら。
成田でのチェックイン時は、イタリア人職員のお姉さんが、
ピンキー画伯とおしゃべりしてる間に荷物は流れて行っちゃったのよね。
アリタリアのいいところは、こういうところでもありますね。
二人とも久々のネイティブだからか、やけにテンション高くて不気味だったな~。
さて、フィウミチーノ空港のEASY JETのチェックインカウンターにて。
重さより、話題になったのは、予約でした。
「機内預けは、二つね。予約はしてないわね。」
「予約ってなんですか~?」
「荷物は事前に予約すると、半額で預けられるのよ。
予約してないから、ハイ、二つで44ユーロ」。
「ええ~?!知らなかったー!」
今まで何度もEASY JETに乗っていましたが、
一度も払ったことがなーい・・・んですけど?
それに、行きのパレルモ→ローマ間も・・・。
※ネットの予約ページには、荷物一つにつき22ユーロで、
ネット割引だと11ユーロとあります。また、わかりにくい表記なんだな、これが。
「・・・で、どうすればいいの?」
「あっちのカウンターで払ってきて。」
「じゃあ、払って、また戻ってくればいいのね?」
「もう、戻ってこなくていいわよ。荷物は流しとくから。」
チェックインを無事済ませてから、
支払カウンターに向かっていると、
ピンキー画伯が「ねえ、どーする?払う?」と聞くので、
「え?なんで?!払えって言ってたじゃん?」
「だって・・・もう荷物流れてっちゃってるよ?」
「・・・あ、そうか・・・。」
と、一瞬、黒い私が頭をもたげましたが、
なんとなく気がひけたし、ロスト・バゲージしたときに、
払ってないことがわかると探してもらえないかも。と、
日本人的な心配心が湧いたので、一応払うことにしました。
支払カウンターにて。
パレルモからローマ行きに乗った時には、何も言われなかったんですよねぇ。
いつから払うことになったのかしら~?
などとカウンターのお姉さんにブツブツ言ったら、
「以前から払うことになってるわよ。
パレルモでは、こんなこと言っても誰も払わないから、改めて言わないだけじゃない?」
・・・うへー。
とか言ったって、ローマを含めて、他の空港でもチェックされたことなんかなかったですけどね~。
おまけに、
「あら、もうチェックイン済んでるのね。払わなくても乗れたのに。あっはっは~」
・・・支払カウンターのお姉さんがそういうこと言っていいのかしら。
払う気力も失います。
「え?!じゃあ、やめます。払うの~」と言ってみたけど、
「ダメよ。」って・・・。
イタリアにいると正直にルールを守るのが、バカバカしくなるのはこんなとき。
ウマいことすれば、なんでもかんでもごまかすことができるんだもの。
「うーん、払わなければよかった・・・」と、少々損した気分満点で、
搭乗口に向かうと、
長蛇の列+全体的にもめている・・・。
何があったんでしょうか?
また、これで飛行機が遅れるんでしょうか?
どうやら、荷物の大きさをはかれだなんだと、何人モノ人たちが止められていて、
空港によくある手荷物の大きさをはかる器具ありますよね、
あれに、バッコーンと荷物を投げつけてる人や、
職員に向かって文句言っている人が数人。
「あ~あ~、ルールを守れって言われてるだけだろうにね~。
イタリア人はマナー悪いね~」などと、損した気分満点の自分を棚に上げつつしゃべりながら、
搭乗口を通ろうとすると、
「シニョーラ!手荷物は一個だけですョッ!」と、
勢いよく止められ・・・。
私は、手荷物サイズのスーツケースと、PCが入ったバックを持ってました。
「え?これPCなんだけど」と言うと、
「女性用の小さなバックも一個と数えるようになったんだよ。
だから、そんなデカイPCバックは、ダメーーーーー!」
「もう、このスーツケースに入る余地なんかないもの」
「じゃあ、エキストラを払って。11ユーロ」
「え~、じゃあ、ちょっと荷物の調整して、アイツ(ピンキー)のリュックに突っ込みますよ」と言うと、
「あと、3分しかないから、ムリ。」
おめーらに、3分とかそんな細かい時間の感覚あんのかよー。
と、テンパッテル職員の横柄な態度に私もだんだん腹が立ってきて、
「あら、そう。じゃあ、いーわよ。
ここから好きなだけとんなさいよ!」
と、ゴールドカードをブサイク職員の頬に投げつけ・・・ようかと思ったけど、
結構屈強そうだからあきらめ、
大人しく払っちゃいました。
他のイタリア人のみなさんが、全体的に悪態モードだったのが、
なんだかわかりましたよ。
こうやって、何人モノ人々が、乗る直前にゴタゴタ言われて、
エキストラ料金を支払わされていたのです。
支払している最中に、リュックと手提げビニール袋をもった男性がきたので、
「ほらほら、あの人も二つあるよ。とめないの?」と言うと、
「あれは、空港で買い物したものだから、いいのだ。」だとー。
そんなルール、ありですか?
PCもビニールの買い物袋に入れとけばよかった。
機内に向かうばすの中で、
周りにいた人々は、「ホント、ひどいよねぇ。もうこんなEASY JETは乗らない」と、
口ぐちに言ってました。
荷物は予約、手荷物は一個。
よく考えると、別にひどくもなんでもなく、
当たり前のルールを守らされただけなんだけど、
いつも適当に見逃してたくせに、
なんでまた、急に・・・と、戸惑う気持ちは私もよくわかるわ。
イタリア人たちは、基本的に「見逃してもらえる」と常にどこかで思いながら、
ゆるく生きている人が多いから、「とがめられる」ってことに、それこそ腹が立つんだろうな。
しかも、なんでこんなにえばってんの?って感じの態度だったから。
「こうやって格安航空会社は小金を稼ぐんだよ」とピンキー画伯は言いますが、
「こんな小銭を集めたって、職員のお給料が上がるわけじゃなし、
横柄な態度は、「こんなこと俺たちだってしたくないんだよ~」って、
逆切れてんじゃないの?
イタリア人はルールになれてないからさっ!
守る方も守らせる方も大変なんだよ。」
と、前後のイタリア人に聞こえるように、言ってみたら、
前の席のカップルに振り向かれ、うなずかれました。
だもんで、いい気になって、「それかさ~こーやってイタリア人に嫌われて、
だんだん利用者が少なくなったところで撤退しようとしてるんじゃない?
イギリス人もイタリア人と働くのはウンザリ!とかさ~」とか大きい声で言ってたら、
私がまず、周囲のイタリア人に嫌われました。
格安航空券は、確かに安いけど、
なんだかんだと上乗せがあるので、ご注意です。
ルールにルーズなイタリアだけど、
最近は、普通並みに厳しくしようと頑張ってる風でもあるから、
一応守っておいた方がいいかな。
本日もご訪問いただきまして、ありがとうございます!
ちなみに、45キロの機内預け荷物の、
5キロオーバー分は、不問。ぷっ。
多分、予約したかしないかでもめたせいで、
カウンターのお姉さんの意識は「重さ」からそれちゃったんでしょう。
ま、厳しくなったとはいえ、この程度なのよね(大笑)。
イタリア人相手には、相撲の「猫だまし」はかなり有効かも。
目の前でパチンとやるアレですけど。
おかげさまで、5キロオーバーは、プラス54ユーロなので、
今回余計に支払った55ユーロと相殺ってことで、
私の中では微妙に丸く収まってます。
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