翻訳戸田奈津子
この名前が銀幕に現れると
会場内から
舌打ち ため息がきこえる
あーあ
ちぇ
当時の
スターローン
シュワルツェネッガーは
得意分野で
これを語らせら
私ににしか語られない一言があります
と自負しています
スターローンは吃音で
どもりで
お話は下手です
したがって
言葉は
とても少ないデス
アメリカにいきたかった
ヒロインの絶命の際のひとこと
やれやれ
そんなこと彼女は一言も言ってません
戸田奈津子
翻訳の女王の全盛時に訳された
ランボー怒りの脱出
いいかげんな翻訳ではなく
国内から出た事のない
勘違いしたおばちゃんの
てきとうな英語
では
ランボーとコー女史の
素敵な会話を考証します
とても少ない単語で
誤訳するのが難しいです
やれやれ
置き去りにされ拷問にあったランボーと
共に脱出したコー女史
これから
スルータイランド
タイ国をとおり
アメリカへ
ていくみー ウィズユー
つれてって あなたと一緒に
あれれ
アメリカに行きたかったなんて一言もいってないよ
そして
撃たれて死ぬ゜まぎわ
ノーふぉげっとみー
私を忘れないで
私を忘れないで
悲しみにくれるランボー
どんおーりー
心配ない
のーのー
あれれれ
アメリカにいきたかったなんて
どこにも
ないべした
この
ランボーに限っては誤訳はほとんどなく
だって
言葉が少なくて
会話が少なくて
どんなに馬鹿でも誤訳しようがない
しかーし
この大切なシーン
死ぬ直前の女性は
アメリカにいきたかった
なんて言ってません
ランボーに
一緒に連れてって
ちゅー
ばばばばばば
ばちゃんと水に落ち
私を忘れないでね
単語を正確に並べ
これだけしか話してません
これが書きたくて筆をとりました
うまく逃げることができ
ホッとするふたり
ほんの安息もつかのま
愛を告白する現地の女性
それをうけたランボー
あっという間に撃ち殺され
撃たれた彼女に駆け寄り励ます
忌のきわに
私をわすれないで
と言ってこときれた彼女
ノー ノー
ここでのノーは
忘れないでといわれ
忘れないよ
という否定文が来るので
ノーが来たのでしょう
いやだいやだ
この後には
死なないで
という言葉が出なかったランボー
ちなみに
ランボー怒りの脱出
は
ロードショーで新宿ミラノで私は見ました
傑作だと思います
1と3より
この2が一番私は好きです
いやー映画ってすばらしいですね
また
お会いしましょう
さいなら
さいなら
さようなら