第63弾『TENETテネット』 | 2020年映画 独断と偏見のランキング

第63弾『TENETテネット』

TENET

監督・脚本:クリストファー・ノーラン

出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ケネス・ブラナー

~クリストファー・ノーランはやっぱり天才~

『インセプション』では時間を遅らせ、『インターステラー』では時空を飛び越え、『メメント』では時間を逆行させたノーラン監督。今回は時間が順行する空間と逆行する空間を交差させるという奇抜なアイデアを開発した。彼はこの新しい映像世界を作る際には必ず自分でオリジナル脚本を書くところが凄いのあり、人が書いた原作を参考にしたり、人が書いた脚本をただ監督するだけではない(監督だけの作品もあるが)。『メメント』では最初から最後まで一貫して時間が遡るために理解はしやすいが(それでも理解には時間がかかるが)、今回は映画の中で、順行→逆行→順行→逆行とターンするためにしっかりついていかないと訳が分からなくなる。つまりハッピーエンドを迎えた割に、なぜそこで終わるのかが理解できなくなってしまう。やはりもう一度観るしかなさそうだ。

 

2020年度 独断と偏見のランキング

1.       TENETテネット

2.       ジョジョ・ラビット

3.       パラサイト/半地下の家族

4.       9人の翻訳家/囚われたベストセラー

5.       グッドライアー/偽りのゲーム

6.       バルーン/奇蹟の脱出飛行

7.       コリーニ事件

8.       マリッジ・ストーリー

9.       ミッドサマー

10.    2人のローマ教皇

11.    名もなき生涯

12.    千と千尋の神隠し

13.    オフィシャル・シークレット

14.    ゲド戦記

15.    アイリッシュマン

16.    もののけ姫

17.    娘は戦場で生まれた

18.    レ・ミゼラブル

19.    ハリエット

20.    赤い闇/スターリンの冷たい大地で

21.    1917/命をかけた伝令

22.    エスケープ・ルーム

23.    ファヒム/パリが見た奇跡

24.    ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey

25.    ブラック・アンド・ブルー

26.    三島由紀夫VS東大全共闘~50年目の真実~

27.    ナイチンゲール

28.    グッバイ、リチャード!

29.    TUNAガール

30.    風の電話

31.    黒い司法/0%からの奇跡

32.    新聞記者(リバイバル上映)

33.    風の谷のナウシカ

34.    人数の町

35.    リトル・ジョー

36.    ジュディ/虹の彼方に

37.    ペイン・アンド・グローリー

38.    リチャード・ジュエル

39.    ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語

40.    フォードVSフェラーリ

41.    バッドボーイズ/フォー・ライフ

42.    透明人間

43.    2分の1の魔法

44.    はちどり

45.    精神0

46.    海辺の映画館/キネマの玉手箱

47.    海底47m/古代マヤの死の迷宮

48.    思い、思われ、ふり、ふられ

49.    青くて痛くて脆い

50.    ミッドウェイ

51.    ランボー/ラスト・ブラッド

52.    ドクター・ドリトル

53.    スキャンダル

54.    ハニーランド/永遠の谷

55.    海の上のピアニスト

56.    キャッツ

57.    Fukushima 50

58.    エジソンズ・ゲーム

59.    コンフィデンスマンJP プリンセス編

60.    映画ドラえもん/のび太の新恐竜

61.    映画 すみっコぐらし/とびだす絵本とひみつのコ(リバイバル上映)

62.    AI崩壊

63.    カイジ/ファイナルゲーム