第58弾『オフィシャル・シークレット』
OFFICIAL SECRETS
監督:ギャビン・フッド
出演:キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、マット・スミス、マシュー・グード
~日本では無理~
今となっては偽りの「イラク大量破壊兵器」だが、この当時はCIAの情報は正しいものだと自分も含めみんなそう思っていたに違いない。上げた拳を振り下ろせなくなったアメリカはとうとうイギリスの諜報機関にも情報操作を依頼する。諜報機関で働く主人公のキャサリンは偽の情報でイギリスが戦争に巻き込まれ、国民が危険にさらされるのは違法行為だとして、情報をマスコミにリーク。裏切り行為だとして当然TWENTY-FOURのごとく逮捕されるのだが、重要な証拠が出てくれば国に勝てるかもしれないと弁護団は考える。後半にキャサリンが法廷に向かうシーンがある。その道はまるで絞首刑台に向かう道であるかのような階段になっており、結末を知らない私はああこれでキャサリンは終わりなのかも知れないと思うのであるが、まさかそんな風になるとは。さてこれを日本に置き換えるとあり得ないことが2つある。一つは(旧)日本(軍)ならいつの間にか死刑になって終わりということ、そして現代の日本であれあ諜報機関が存在しないため、こんな事は起きないということ。それはまるで平和であるかのように見えるが、このスパイ天国日本の情報はダダ漏れであり、次の大戦がもし来たら日本は滅びる。自衛隊の憲法明記、情報機関の設置を急ぐべきだ。
2020年度 独断と偏見のランキング
1. ジョジョ・ラビット
2. パラサイト/半地下の家族
3. 9人の翻訳家/囚われたベストセラー
4. グッドライアー/偽りのゲーム
5. バルーン/奇蹟の脱出飛行
6. コリーニ事件
7. マリッジ・ストーリー
8. ミッドサマー
9. 2人のローマ教皇
10. 名もなき生涯
11. 千と千尋の神隠し
12. オフィシャル・シークレット
13. ゲド戦記
14. アイリッシュマン
15. もののけ姫
16. 娘は戦場で生まれた
17. レ・ミゼラブル
18. ハリエット
19. 赤い闇/スターリンの冷たい大地で
20. 1917/命をかけた伝令
21. エスケープ・ルーム
22. ファヒム/パリが見た奇跡
23. ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
24. ブラック・アンド・ブルー
25. 三島由紀夫VS東大全共闘~50年目の真実~
26. ナイチンゲール
27. グッバイ、リチャード!
28. TUNAガール
29. 風の電話
30. 黒い司法/0%からの奇跡
31. 新聞記者(リバイバル上映)
32. 風の谷のナウシカ
33. リトル・ジョー
34. ジュディ/虹の彼方に
35. ペイン・アンド・グローリー
36. リチャード・ジュエル
37. ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語
38. フォードVSフェラーリ
39. バッドボーイズ/フォー・ライフ
40. 透明人間
41. 2分の1の魔法
42. 精神0
43. 海辺の映画館/キネマの玉手箱
44. 海底47m/古代マヤの死の迷宮
45. 思い、思われ、ふり、ふられ
46. 青くて痛くて脆い
47. ランボー/ラスト・ブラッド
48. ドクター・ドリトル
49. スキャンダル
50. ハニーランド/永遠の谷
51. キャッツ
52. Fukushima 50
53. エジソンズ・ゲーム
54. コンフィデンスマンJP プリンセス編
55. 映画ドラえもん/のび太の新恐竜
56. 映画 すみっコぐらし/とびだす絵本とひみつのコ(リバイバル上映)
57. AI崩壊
58. カイジ/ファイナルゲーム