いわゆる空き巣にはあてはまりませんが、わざと家に人がいるときを狙って侵入する窃盗犯もいます。これを「居空き」といいます。さきほど例であげた、ゴミ捨てのあいだに侵入するという手口も居空きの一種といえるでしょう。家に人がいれば、どこかしらカギが開いていたり、防犯装置が切ってあったりするので、留守中よりも「侵入しやすく逃げやすい」と考えることもできます。また、人が家にいれば、現金を盗み出せる可能性が高くなります。というのは、現金をタンスの引き出しなどに貯め込んでいるという人でないかぎり、現金はサイフに入れて自分で持ち歩くものだからです。家に人がいるということは、つまり現金があるということになるのです。居空きはとくに一軒家を狙います。アパートやマンションに比べて部屋数が多いため、家に人がいるといっても、すべての部屋に目が届いているわけではありません。家人が別室でテレビを見ていたり、2階にいたりすれば、なおさら気づかれることなく犯行をおこなうことができるのです。ただし、一人暮らしのアパートやマンションでも、入浴中や就寝中を狙って侵入するケースはよくあります。「居空き」は居住者と対面する可能性も認識したうえでの犯行ですから、場合によっては「居直り強盗」になる可能性が高いといえます。
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