ブログネタ:夏に読みたい小説は?
参加中活字中毒とまでは行かないが、暇を潰すには読書が一番だと思っている。
選書方法は至って簡単。好きな作家が見つかれば全書読破をしていくのだ。
それは好きなアーティストと巡り会い、全てのアルバムを聴き漁るのと似ている。
今までは文体に酔える作家が好きだった。
代表選手が辻仁成や原田宗典…。シミリー、メタファー、名詞止めに形容詞止め、行間に閉じ込められた主人公の思いなど読み取れることに快感を覚えながら読み進めるのが面白くてしかたなかった。
正直暗い内容のストーリーであろうと奇想天外なストーリーであろうと、内容は私にとっては二の次だったのかも。
ところがである。本はやっぱり内容だなぁ…と見事にハマった作家がいる。
「重松清」
彼の描く繋がりが好き。人と人とをつなげる優しさや思いやりや後悔や心残り…。風景を介しての遠い記憶や切ない思い出、そして懺悔の念…。
家族や友を思いやること愛することの健気さ、その無垢な力強さを感じる。
童謡の「せいくらべ」の柱の傷よろしく、人はおそらくどんな刹那にさえ自分自身の心の柱に感情で傷を記している。それが人格形成なのだろうと感じた。それが成長なのだろうと思う。
無邪気な心に刻まれたたくさんの邪気…。
それは生きるための手段や糧や目標となることも、躓くキッカケや反面教師や反骨精神となることもある。
できるなら刻まれた傷が子供たちにとって、負のベクトルに向かわす動力源になってほしくないはない。悲しい傷も悔しい傷も全て正のベクトルへの力の源になってほしいと願う。
そう願わずにはいられないのは、今の日本には負の方向に自分を追い込む悲惨な事件が多すぎるのかもしれないからかも…。
小学校や中学校、高校の学級文庫に「重松清」の本が並んでいたら、そしていつも貸し出されていたとしたら…
優しい涙が複雑な心の澱を流してくれるような気がするのだが、試してくれる先生方、どこかにいらっしゃいませんか?
なので、この夏読みたい小説は
- かあちゃん/重松 清
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- ステップ/重松 清
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の二冊です。いずれも重松さんの新刊です♪