イメージ 1
三重の漁師、律丸さんがウナギの宣伝をしていたので聞いてみました。

「あの~、俺、ウナギは肝が好きなんですけど、律丸さんとこではウナ肝は扱ってませんか?」

「ウナ肝は扱ってないんですよ~。でも今夜ウナギ捕るんで数獲れたら肝取っときますよ♪」

「じゃあ買います♪」

「仕事と趣味は別なんでお代はいらんです!」

なんと太っ腹!ほんとこの人気前良すぎ!



で、その翌午前、早速届きました。
イメージ 2
仕事が早い!



早速開けてみると
イメージ 3
おほほ~!金ウナだ!天然モノだぁ!



「ついでに正体不明のハゼ送ってるんで、分かったら教えてください」
とあって
イメージ 4
コイツがそうかとだして見ると、なるほどハゼにしちゃデカイ。



んん~?カジカっぽいけどカジカもこんなデカくなんないし。
イメージ 5
40cmくらいの奴もいるそうで、そんなデカくなるとしたらアユカケくらいじゃないか?って調べてみると、、、

アユカケ、およびカジカ科は鱗がないからこいつは違う。

でもカジカがいるような場所で限定して他に考えられるとしたら、、、



わかった、こいつだ、カワアナゴだ。
イメージ 6
顔だけ見るとライギョっぽくなかなかいかついwww

全然アナゴっぽくないのにカワアナゴと命名されちゃうなんて、そりゃ受け口にもなって「ダメだこりゃ」って言いたくなるわな。

というわけで律丸さん、こいつはカワアナゴです!
正体がわかったんで遠慮なくいただきマス!



さて、家にはウナギを炭火で焼く設備がないのでアナゴと同じくツメで煮ることにします。
イメージ 7
ツメは頭で出汁を摂るとより美味し!だそうなので、先に頭と肝を煮付けました。



ほい、出来上がり♪
イメージ 8
ウナギのドタマはそのまま喰えるかなとかぶりついてみましたが、、、
うぐぅ!残念( ̄ー ̄ 結構骨がきつくて断念しました。

肝は、さすが律丸さんの処理で苦みが一切なく料亭並の仕事が施されてました。

翌朝はギンギンさ!



で、出汁の出たツメで本体を煮付けます。
イメージ 9
こう見るとアナゴと同じだなwww



はい、天然金ウナ丼出来上がり♪
イメージ 10
ん~( ̄へ ̄ )やっぱり炭火焼きしないと焦げ目がないからウナギじゃなくてアナゴ丼に見える。

酒を多目にして煮付けたから身がホクホクで、それでいて弾力があって大変美味しゅうございました(´▽`*)

でも、ここははっきり言っておきます!

全然足りない!だって美味いんだもん!

自宅目の前の川でウナギ捕れるっていいなぁ、いいなぁ!



おっと、別のアナゴの食味レポもしないと。
イメージ 11
カワアナゴと言えば子どもの頃捕ったことあるけど、それこそハゼくらいの大きさで一匹だけだったから食ったことがありません。



初めての魚は塩焼きでね♪
イメージ 12
ウグイはわりとアユに近い味がして美味いけど、こいつはどうだろうと盛り付けるとき崩れた胸鰭の肉を一つまみしてみると、、、

んむ?んん!これ、コチの味だ!

全然アナゴじゃねぇ!

なんと、川魚のくせして海魚の味がしました。
しかもコチ似ということは、すなわち美味し!

つーかアナゴ要素ジェロじゃねぇかよ。

アユにはアユ固有の美味さがあるから代用という訳にはいかないけど、こいつはこいつで塩焼きにして普通に美味いから、それこそ40cmもの大物が捕れたら結構なご馳走になるね♪

それにしても天然ウナギを喰ったのって何年振りだろうか。

シャケやマス以外の川魚を喰ったのも今年初なような、、、

律丸さん、貴重な食材ありがとうございました。

ここいらの河川はいろいろ規制が掛かってて遊びにくいから、紀伊まで行きたいなぁ(´ω`