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インド映画にチャレンジ中
タイトルが
パッドマン
なになに、
バッドマン的なやつか?
↓
ヒーロー、戦隊もの?
と思って、見始めたら、
パッドマンとしか言いようのない男の話であった。
しかも、実話。
インド映画
パッドマン
2018年公開。
映画の舞台は2000年頃の、インドの田舎。
インド女子の粗悪な生理事情
パッドとは、
生理パッドのこと。
ニューデリーとかは、
高層ビルも建って、
裕福そうに見えてるのに、
インド女子のナプキン普及率10%足らず。
インド女子、どうやってるの?
不衛生なぼろ布でお手当し、
サリーを洗う実状。
しかも、
生理そのものが、穢れ(けがれ)の時間だと認識され、
家の外の掘っ立て小屋で過ごす。
男子はもちろんだが、
インド女子自身でさへも、
生理の話をするのはタブーなのである。
インドならではの宗教
考え方の違い
もう、人というか土地に刻まれた呪縛なのである。
主人公は、
貧しい生理事情を改革すべく立ち上がる。
変態だと村も追われ、
数年もかかって努力し続けるのだ。
成功し、その功績が認められ、
アメリカに呼ばれて、
国連でスピーチするシーンがある。
彼のたどたどしい英語スピーチ、
飾らず、素のままで、
苦労を苦労と思わない、ユーモアにあふれ、
明るく、前向きで、とても胸を打たれた。
インド映画、いいじゃん。
映画の中で、
インドの住居や、
男女のデートの様子とか、
食文化や、家族の暮らしとか、
旅するように、のぞくのも楽しい。