窓からの訪問者      written by Yoshiki



古作りの木の部屋で

ひとり

本を読んでいた


ノックする

音が聞こえて

戸を開けた


誰もいない

戸を

そっと閉めた


本を開くと

また

同じ音


戸の方へ・・・


窓の方へ・・・


彼女は

私の隣に

立っていた


眩しく

光る

笑顔で


鼓動が

時を忘れ


全ての音は

彼女の暖かさに

ろ過された


本が落ち

時のガラスが

やわらかく割れた


もう一度・・・

窓の方へ・・・


そこには誰も


ただ陽の光が

窓を射していた・・・