同じ事を二回やらせるな | 美しすぎる切り絵教室 横山夢(よこやまろまん)

同じ事を二回やらせるな


大人で乙女な切り絵教室 切り絵作家横山浪漫のブログ


春ですね。


先日入学式でした。

今年も私の担当するクラスは100名ほど入学。


すごい数。



今年の授業をどうするかという先生方の相談会で、


「去年、全く同じ課題を高校でやったという子がいたので困った。今年からはそういう子には別の課題を用意しておくことにしましょう。考えといてね」


ということになり、

庭でぼんやりそのことを考えていて疑問が湧いてきました。



仕事って、人生って、そんなもんだけど?



同じこと何回も何回も何回もしなきゃいけない。お仕事ってそういうもの。

そこに飽きたり、面倒がったり、無関心になったら仕事人として、人間として建設的に生きていないことになるけど?


プロって、どんなに同じことの繰り返しでも毎回改善する点や発想の転換やなにかしら技術を高め自分を深めプライドを持って作ってゆく。それが目に見えるような作品や商品でなくても、例えば人脈や信頼などの目に見えないようなものでも、一流の人はいい仕事をしている。一流の人は常に「考える」のである。



高校生までみたいな、「この問題解けたしもうやんなくていい。はいっ次の問題次の問題~」なんて単純なものじゃない。しかも大学なんて研究するところだし。


「え~またカレー?カレーはお昼に食べたから、別の晩御飯作ってよママ!」


・・に、「はいはい仕方ないわね」って他のごはん出してあげるのがいいかしら。


「アンタ!クリエイターになろうとしてんだから同じ事しなさい。でもって1回目より倍以上いい結果出しなさいよ!私に見せてみなさいよ!もう二度とやらなくていいほどのデッサンを・・っていう方がその子のためにもなるんじゃないかしらねー。ねっ、ひなぎくさん!」


なんて庭で花を摘みながら考えました。


ほんの少しの想像力があれば、

1回より2回やったほうが上達するもんな~。だってよ~、過去の「俺」を超えなきゃならないもん♪

俺のライバルは俺!しびれる~。

って、わかると思うけどな~。18歳~。


って、私だったら言っちゃうから、そう言っちゃてもいいかどうか聞いておこうっと。私の思い込みかもしれないし。

私はだって、「どらえもんが描けたら入れる」美大卒だしね。



お世話になった先輩が新入社員に手を焼かれていると聞くと、(いや聞かずとも)入学してきたばかりの一回生でも、


「卒業してからどうすんだろ。ちょっと言っといたほうがいいよね。」と思って授業を進めてしまいます。

仕事では、「同じ事を辛抱強く何回もできる能力」はとても役に立ちますもの。



家がお金持ちとか資産があるとか家賃収入があるとか駐車場収入があるとかパチンコ店経営とか(全部一緒のことですね)じゃない場合は、ぜったい仕事をする人としての考え方を言葉の上だけでも伝えておいたほうがいい・・。


一瞬なりとも一度社会に出た私が彼らの役に立つことってそれくらいしかないしね。

デッサンは先生の中で一番へたくそなのでね。ごめんなさい。