会話を終わらせる女 | 美しすぎる切り絵教室 横山夢(よこやまろまん)

会話を終わらせる女


大人で乙女な切り絵教室 切り絵作家横山浪漫のブログ




先日大学に行こうと電車に乗っていたら、学生と先生の2人連れに合流したのでお喋りしていました。


話の流れの相槌のつもりで、


「へ~え、すごいですね~」


と、私が言い、2秒くらい沈黙になりました。すると先生が、



「あ~あ、話が終わっちゃった」



とおっしゃったので、私の頭に(あの、ごまブッコさんの)ズキャマラブヒーン!という音のような衝撃が走りました。私の頭にだけ。



私が話を終わらせちゃったんだ・・・。

そんな言葉だっただろうか。


相槌が話を終わらせるなんて、これから何も言わないで頷くだけにしよう。

やっぱり、やっぱり占いのアドバイスのように喋らないほうがいいんだな~・・。

と、思ったのですが、でも「へ~え、すごいですね~」って、そんなに会話を止めてしまう言葉なのかな~?と思い出し場面を再生していたら、



言葉じゃなくて、私の言い方かもしれない。


と、思い当たりました。

私は自分ではそのように思っていないのですが、標準より喋るスピードが遅いらしいのです。

そのスロ~な話し方が話の流れを澱ませて他の人の調子を狂わせたのではないだろうか?



これを直していくには相当の努力が必要。

たぶん生まれてから今日まで同じスピードで喋ってきたでしょうし。

私もあの先生のように早口でちゃきちゃき喋れて気が回せたらいいんだけど。いいんだけど・・。


20代にはきっと早口言葉でも練習しはじめたでしょうが、今の私はこう考える。


「ないものねだりはよくない」


世の中の全ての技能は「できないよりもできたほうがいい」のはわかる。

「ぶさいくより美人に生まれる方がいい」

「50メートル走、早く走れないより早く走れた方が良い」

「デッサンできないよりできたほうがいい」

「料理ができないより出来た方が良い」

「気が回らないより回った方が良い」

「色々描けないより何でも描けた方が良い」


しかし過去を振り返り、本当に数々のことは出来ないより出来た方がよかったのか、出来るようになる努力によって私と私の周囲は幸せになれたのか。


考えた今は、ないものねだりをしないことにしています。

またこれから人生歩んでいけば考え方も変わるかもしれませんが。



今は、話を終わらせないように、にっこり笑って頷くことにしよう。