数百円の天使と悪魔
超先輩講師の先生に「興味が無い・別にここに来たくて来たんじゃない」という学生に興味の無い課題をさぼらず取り組ませるにはどうしたらいいか」という相談をして色々助言をいただきました。
ひとつひとつ納得するご助言だったのですが、すでにそれら全て実践してみたからなあ。
「ほめる」が一番、それを信じようが信じまいが人間一番嬉しい。
やはりそうなのか、と思うと同時に私の芸大生時代を思い出し、
私は学生の4年間に絵や姿勢を褒めていただいたようなことは一度もなかった。
(これは言うと愚痴になるので言いませんでしたが)
入学してまずコテンパンに全否定で始まり、そして全否定に終わりました。厳しくて厳しくて、厳しくて厳しくて、
厳しかったです。
今から思えば当時第二次ベビーブームチルドレンで、みんな大学に行くのが平均的な学歴になってきて、「女の子だからちょっと嫁入り前に教養をつけさせるか」で私学短大に入学してきたお嬢様がたになんで、あんな、
本気
を叩きつけてきたのか。(先生的にはゆるくしていたと思いますが。)
授業の帰りはくたくたで電車で座ると一瞬で眠ってしまいます。ガックリ首を前に倒して寝ますが、よく上にガックリ首を折って口を開けてお休みになっている人もいらっしゃいます。あれを見ると虫が飛んでこないか他人事でも気になりますね。
下車駅で起きてぼんやり改札を通ろうとしたら残高が無くて、後ろの方に謝りながら後戻りし清算機に向かい、お金を入れてお釣りを持って、行こうとしたらまだ硬貨が残っていたらし、後ろに並んでいた方が、
「お釣り!残ってますよっ」
と、さっと硬貨を渡してくださいました。しかもちょっとにこっとして。あ、さっき改札で後戻りしてメイワクかけたお兄さん。お兄さんも改札通れなかったのか・・。正直で良い人だなあ。あの素早さからすると頭もいいんだろうな・・・。
ちょっと見送ってしまいました。おにいさーん。
人間とは秒速での判断と行動に本性が表れるのではないかと思います。
