私はベジタリアンになれるかもしれないと、思ってみたりする。
その感覚は、野菜でお腹いっぱいなった時の感じがとても気持ちいいのだ。
どすんと胃の下にたまるのではなく、胃の中で対流している感じがする。
その対流に乗ってお水や炭水化物もいっしょにぐるぐると回りながら、スクランブル状態で細長い腸へ吸い込まれていく。

弛まなく回るぐるぐると回る対流が、身体に負荷をかけていないと思えるのだ。
その負荷のない感じは海やプールで浮遊している感覚を呼び覚まし、食す自分が軽くなる感覚に酔う。

エッセイスト料理研究家ROMAKOの『好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる』-カラフルサラダ

男爵と紫芋のサラダ。
脇を固めるのは、プチトマトと小松菜とほうれん草だ。
お芋たちは一度スチームをして他の野菜と一緒に火を通し、バルサミコ酢の甘さを最大限に生かすあったかいサラダ。
出来立てをハフっと食すサラダは、最初からメインでぶっちぎる宴のアクセルだ。

エッセイスト料理研究家ROMAKOの『好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる』-オレンジサラダ

良く晴れた日中の、しかもブランチに頬張りたいオレンジサラダ。
凝ったドレッシングもいらない、シンプルでかつ、今日の1日の予定を組み立てるのにふさわしい味わいだ。
お皿に盛りつける前に、水菜とベビーリーフから丁寧にボールの中でオリーブオイルを馴染ませて、
トドメはパルメジャーノレッジャーノをジョリジョリと削る。
流れる音楽はボサノバがいい。
少しだけケーク・サレなんかがあると完璧だ。

誘惑されて誘発する、やっぱり野菜が大好きだ。