お盆が明けた17日ぴーかん晴れ渡った月曜日、親友acchoちゃんとランチに出掛けた。
肉食系女子と公言してはばからない私たちは、今日もお肉を求めて“柿安銀座店”へ。
ここは女将の丁寧なご挨拶に、私のほうが恐縮してしまうくらい、とても丁寧な店だ。
ウエルカムカードのおもてなしも、やっぱり嬉しい。
そこに書かれた文字は、とてもきれいで、acchoちゃんと
「女将クラスは、達筆だわ～。さすがねぇ。」と本当に感心してしまった。
彼女と揃って席に付き、開いた献立帳の綺麗な会席の写真が並ぶ中、選ぶはひとつ。
“黒毛和牛入りハンバーグ膳（サラダ付き）”
すき焼きどうよ、しゃぶしゃぶどうよ、と言いながら、彼女も私もこのメニューを選んだ。
それは、ちょっと食べたことのないメニューだったというのもあるけれど、
これ、もしかしたら家で再現出来るんじゃない？という想像をしたから。
ハンバーグとすき焼き…運ばれるのを、ワクワクビールをいただきながら待った。
グジュジュジューーーーーーーーーーーーッとすきやき鍋から、
香ばしい香りとあっつあつの音をさせながら運ばれてきた。
すき焼き鍋にコロンと入っているハンバーグ。
タマネギと水菜とおうどんの海に浮かんでいるお舟のようなハンバーグ。
彼女と顔を見合わせて、一言つぶやいてしまった。
「ち、小さい…。」
（私の大食いなのが災いしているのだが）
ま、ままま、と気を取り直してお箸投入、しゃっき～んと構えたところで、
卵を溶かなくては、と気を鎮め、改めてお箸投入～。
和牛独特の、弾力のある食感ではなくお端感。
あぁ、ハンバーグを今からいただけるのねと、気持ちが高揚する。
お箸を投入したところから肉汁がタラっと溢れ、ハンバーグの中はピンク色だ。
ハンバーグという名のステーキ。
ステーキ仕様のハンバーグとも言えるお姿に、クラッと来てしまう。
（で、でも小さい…。）
すき焼きとハンバーグ、甘辛なのは照焼ハンバーグにも似ている。
でも、そのお肉のかたまりの溝に卵が絡みくるむ。
この食感は初めて味あう。
どこまでも生卵のまま、ハンバーグとのコンビネーションが美味しい。
そして、主食のご飯、これがまた絶妙で。
軟らかすぎず、硬すぎず、ハンバーグの食感とよくあう炊きあがりと、卵にもよくあう炊きあがりだ。
そして、きれいにおうどんで甘辛割り下を舐めとり、ごちそうさま。
私たちは、率直に感想を言いあう。
どうだった？
『美味しかった、でも小さかったわ。』
そして。
すき焼き鍋の直径に届く、どっか～んとしたハンバーグ膳を家で再現しようと笑った。
■ 柿安 銀座店
├ http://ginzagcube.com/
├ 東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 7F
├ 03-3289-3771
└ ランチ11:00～L.O.14:00、ディナー17:00～L.O.21:00
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