天號星 | 高橋朗磨のブログ 七転八起 

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 劇団新感線の最新作、天號星(てんごうせい)を観劇しました。新感線の作品は映像ではいくつか観ていますが、実際の観劇は初めてです。

 会場は今年オープンした東急歌舞伎町タワーのMILANO-ZA。新宿駅からすぐ行けますが、周辺の治安がよくありません。ソワレ公演のあとに1人で帰るのは不安でした。

 

 今回は中島かずきさん作のいのうえ歌舞伎シリーズ。キャストも豪華です。

 主演は古田新太さん、口入れ屋の主人ですが、裏では悪党を始末する「引導屋」の元締め半兵衛。 ライバルの黒刃組元締め白浜屋の主人を池田成志さん。黒刃組の依頼で半兵衛を襲う殺し屋銀次を早乙女太一さん。銀次のライバル朝吉を早乙女友貴さん。 他にも久保史緒里さんや、山本千尋さんの客演、高田聖子さんや粟根まことさんの劇団メンバーも出演しています。

 

 ストーリーは半兵衛と銀次が雷に打たれて体が入れ替わってしまうという話です。 半兵衛が元締めというのは顔が怖いからというだけで実はとても気弱な性格です。そんな半兵衛が銀次と入れ替わったことでまるで性格が変わります。 気弱な半兵衛と銀次の性格の演じ分けが見事でした。 成志さんもいつも通り爆笑をさらいます。 そしてなんといっても最大の見所は殺陣です。  古田さんと早乙女兄弟が全力で斬り合います。新感線ファンはもちろん、時代劇が好きな方などには特におすすめです。 今年観たストレートプレイの中では一番良かったです。

 東京公演は完売していますが、来月はライブビューイングがあるので、ぜひ映画館で楽しんでみてはいかがでしょうか。