「蹴りたい背中を読んで」

テーマ:

どうも、ふむふむです。ふとしたことから、

綿矢りささんのwikipediaページを読んでみました。

すると、受賞歴がものすごく多いことを知りました。

高校生の時に『インストール』で文藝賞を取り、

19歳で『蹴りたい背中』で芥川賞を取りました。

その後も色々ノミネート、受賞を繰り返しているようです。

才能に溢れている人っているのね~。と思い、

そんな凄い人の書いた作品ってどんなのだろう?

と興味を持ちました。

 

『インストール』と『蹴りたい背中』のどちらを読もうか迷ったのですが、

芥川賞受賞作と言う僕のような門外漢でも知っている高名な賞に惹かれ、

『蹴りたい背中』を選びました。

ちなみに僕は1983年5月9日生まれなのですが、綿矢さんは1984年2月1日生まれ

だそうで、なんだ同学年じゃん。って感じです。

いや、そうだとすると、同じ年の人が書く青春小説というのは、

ますます興味深いです。

 

そして、読んでみた感想なのですが、以下ネタバレを含みます。

ご注意ください。高校のクラスの中の余り者の男子のにな川智と

女子の長谷川初実が主人公です。

 

長谷川さんは友達を作るのは面倒というスタンスです。中学のころ、

みんなで話をしていても何か話題を保たなきゃと心を悩ませる。

そんな煩わしい生活はもう嫌だと、中学からの友人であり、

唯一の友人である小倉絹代さんから、

なんどかの彼女の仲良しグループへの誘いも断り、

人付き合いに悩んでいる女の子です。

 

にな川君は、オタクです。

オリちゃんというスーパーモデルに憧れています。

以前、オリちゃんが撮影で舞台の街に来ていた時、

偶然、長谷川さんがオリちゃんに会ったと知り、自分の家へ誘い、

その詳細をねほりはほり聞きました。その後喫茶店へ行き、

オリちゃんが使っていたテーブルの写真を撮るほど

熱狂的なファンなわけです。

 

夏休みに、にな川君は朝早くから彼女の初ライブのチケットを

並んで買うのですが、一枚ではもったいないと、四枚も買ってしまいます。

友達の充てがないにな川君は長谷川さんと小倉さんをライブに誘います。

この帰りに終バスがなくなり、長谷川さんと小倉さんはにな川君の

家に泊めてもらうことになります。なかなか寝付けない長谷川さんは、

ベランダで寝ているにな川くんとライブの話をして話は終わります

 

この話、恋愛の話ではありません。にな川君はオリちゃんに夢中ですし、

長谷川さんは、なんだろう、にな川君をいじめたいのでしょうか。

ちょっとサディスティックな心理描写が目立ったように思います。

少し引用してみましょう。

 

”(にな川君が)振り向いた顔は、(オリちゃんのラジオを聴くという)

至福の時間を邪魔されて迷惑そうだった。発見。

にな川って迷惑そうな顔がすごく似合う。眉のひそめ方が上品、

片眉が綺麗につり上がっている、

そして、私を人間とも思っていないような冷たい目。”

 

この後、長谷川さんはオリちゃんのラジオに夢中になり背中を向けた、

にな川君の様子に一種の性的興奮を覚え、タイトルにある通り、

思い切り背中を蹴り飛ばします。

正直、こういった長谷川さんのにな川君への気持ちは

ちょっと自分には理解できませんでした。

 

ただ、高校生二人の人間関係に対する悩みは、とてもよくわかります。

にな川君はオリちゃんのこと以外には家族友人含めて全く無頓着。

長谷川さんは、友人を煩わしくて作りたいと思わない。

こうして二人ともいつも学校では、独りなのです。

 

こういう作品がもてはやされるということは、

やはり誰しもが人間関係でそういった不安を感じているからなのかな、

と思いました。とても面白く、六時間程で、読みおえました。

おすすめです。

 

次は、村上龍の『限りなく透明に近いブルー』(これも青春ものらしい)

を読もうと思います。それではまた。

 

どうも、ふむふむです。

今日はもし、中高生で人生に悩んでいて、このブログを見ている人がいたら、

友人との付き合い方で伝えたいことを書こうと思います。

 

僕は20代前半まで、友達付き合いは苦手な方でした。

暗い性格で、1人でゲームをするのが好き、自分に自信が持てない、運動が苦手、

スポーツや流行りの音楽など周りに趣味を合わせてまで仲良くなりたくない。

みんなと仲良くなりたいけれど、何を話していいか分からない。

そんなことで、毎日悩んでいました。

 

中学校では、塾が忙しくて部活(陸上部)が出来ない幽霊部員で、

冷たい視線を感じていました。

地元の中学校でしたから、小学校からの友達は数人いましたが、

クラスも違うし、孤独を感じるようになりました。

 

高校では、中学以上に人との距離を感じていましたね。

中学校では出来なかった陸上部にまた入り、

今度は真面目に練習しました。運動が苦手な事から、

平日と土曜に練習があるのはとても辛かったです。

何かを一生懸命頑張ってみたい、そんな想いでやりとげました。

 

そして、大学です。大学は、僕の様な人間にとっては、

本当に虚しさを感じる場所でした。僕の周りでは、どんどん

仲良しグループが出来ていて、自分だけ取り残されます。

話しかけて、輪の中に入りたい、でも何を話していいか分からない。

独りで授業を聞いて、独りでご飯を食べ、誰とも話さずに帰る。

そんな生活でした。

 

しかし、自分にも転機が訪れます。

大学の研究室配属で、毎日顔を合わせる仲間が出来ました。

ライバルであり、友人である仲間です。一緒に院試の勉強したのは良い思い出です。

この頃、僕は勉強サイトで、学んだことを解説する記事を書くボランティアを始めます。

勉強は好きだったんです。思い返すと、それで自分に自信が持てるようになり、

人のいいところを見つける事が出来るようになった。そんな感じです。

 

社会人になってからは、僕から積極的に飲み会を開くようになり、小中と一緒だった友達、

高校で陸上部だった友達、大学で自作のプリントで勉強の支援をした友達

(試験対策委員会と言うものが有ったんです)社会人になってから出来た同じ趣味の友達たちと楽しくやっております。

 

ここで、そういう事で悩んでいる人がいたら、是非、何かを一生懸命やってみることを

お勧めしたいです。結構見てくれている人というものはいるものです。

自分に自信を持てるようになってみて下さい。

 

また、自分から積極的にコンタクトを取ることです。

相手からの誘いを待っているとほぼ確実に縁が切れます。これは非常にもったいない。

今はSNSも発達している事ですし、あの人はああいう良い所があったよな。

と思い返しながら、勇気を出して話してみる、会ってみる。

話すことが分からない人は、最近テレビで言っていた事、ネットで見つけた記事など、

を相手の発言から連想ゲームで、「そういえばさ。」と話してみて下さい。

最初の内は、不安もあるでしょうが、慣れてくれば、本当にどうでもいい話でも、

笑顔で交わせるようになります。

思い出をそうやって作っていけば、その思い出自体も話題になって行きます。

 

今、何かが辛いと言う人も、決して諦めないで下さい。

努力を続けながら人生の転機を待ってみてください。きっと笑える日が来ます。

 

 

 

夏の終わり

テーマ:

こんにちは、ふうです。

秋の気配を感じますね。

今年の夏は本当に暑かったです。

みなさんは夏を楽しめましたか。

 

私の夏は人ではじまり、人で終わりました。

人とのつながりに、多くを助けられ、

多くを悲しみ、多くを喜びました。

 

夏の思い出の写真、おみやげ、絵、言葉、歌。

体調が悪くてどこもいけませんでしたが、

心にあふれるのは、人からの大きな励ましの言葉ばかりでした。

 

数少ないつながりで、別れもあります。

大切な思い出を胸に抱き、現状と向き合い、

強く生きていけたらいいなと思います。

人とのつながりをたくさん感じた夏でした。

 

これから秋ですね。きれいな空を見たいです。

それでは今日はこの辺で。

 

どうも、ふむふむです。

今回はハーバードの脳科学者スリニ・ピレイさんの本、

『究極の思考法』千葉敏生訳(ダイヤモンド社)を読みました。

 

この本では、集中する事は視野を狭め、総合的な判断を間違いやすくなり、

逆に非集中の脳の使い方をすれば、自分の内なる声に気付き、

素晴らしいひらめきを得る事が出来る。と言うような主張をしています。

誤解の無いように言っておくと、集中するだけでなく、

場面により非集中を使えば、パフォーマンスは上がる。と言うことです。

 

以前、『スタディスキル図鑑』キャロル・ヴォーダマン他著、

山崎正浩訳(創元社)を読んだとき、「おや?」と思ったのが、

45~60分毎に15分の休憩の時間を取るほうがいい。

と書いてありました。「自分はもっと集中できるし、

そんなことをしなくても大丈夫だ。」と思って無視していたのですが、

実は今回の本でも同じことを言っています。

 

著者のピレイさんは医学大学院でとても勤勉に学ぶ毎日を

過ごしていたらしいのですが、成績は悪くなってしまったそうです。

そこでピレイさんは試行錯誤して賢い勉強法を探したそうです。

たどり着いたのは、ピレイさんの「労働倫理には反していた」

ものの、45分毎に15分の休憩をし、友人と過ごす時間を増やし、

猛勉強する前にはたっぷり睡眠をとり、瞑想も取り入れた。

とあります。すると、またクラスでトップに返り咲いたそうです。

 

自分の勉強スタイルを見直してみると、確かに3時間くらい

連続で集中して本を読んでも、後で振り返ってみると、

結構あいまいな点が多いまま勉強を進めている事になって

しまっているような気がします。それならいっそ、

ピレイさん達の言う様に休憩を取り入れてみるのは、

良いのかもしれないと思いました。

 

ここで、重要だと思うのは、試行錯誤なんです。

そういっているから従おう、ではなく、試しに取り入れてみて、

良かったら採用するべきだと思うのです。

そういう姿勢を、この本では「いじくり回し」として奨励しています。

 

少し話が逸れますが、「ポモドーロ勉強法」ってご存知ですか?

あれは25分勉強、5分休憩。これを四回繰り返したら、

長めの30分程度の休憩をとる、という、勉強法です。

これもとてもいいらしいと言うのを聞いています。

 

普段、テレビを見ている限り、

毎日10時間の勉強をする。とかよく言っていますが、

僕の尊敬する、高名な数学者のピーター・フランクルさんは、

自分の勉強時間は一日8時間が限界だったと言っていました。

 

僕も、学生時代は平日は6時間程度の勉強時間だったと思います。

10時間も集中し続けるのは、効率が落ちる気がします。

また、メンタル的に苦痛なのはうつ病などの

原因になってしまうようですね。現在、日本では如何に

勉強する時間を確保して、勉強を大量に行うか。

と言うやり方が主流のようですが、これは少し変わってくる

かもしれないな。と思います。

 

ただ、特記しておくこととして、

東大主席の山口真由さんの様に、圧倒的な勉強量で成果を

出している方もいらっしゃいます。

そういう方は本当に尊敬します。

 

それでは、また!

生きていくために

テーマ:

こんにちは、ふうです。

毎日暑いですね。

雨の被害を受けられた方々を心配しています。

支援の輪が大きく広がっていくといいですね。

私も少しですが、募金をしました。

大切な人たちに届くことを祈っています。

 

私は朗真堂に通わせていただくようになり、あと数日で一年をむかえます。

これも皆さんのご支援のおかげです。ありがとうございます。

 

はじめは何もない私の希望からでした。

こういうことをしたい、やってみたい。

ただそれだけで、いろんな支援員の方が動いてくださいました。

こういうときはこうするんだよ、あの人を真似してみるといいよ。

いろんなご助言を頂いています。

 

体調が悪く、未熟な腕では、

希望も絶望に変わってしまい、迷惑をかけたこともあります。

自分で乗り越えることが困難な時も、

根気強く、優しく応答してくださる方々に、私は感謝してもしきれません。

いつかご恩返しができるように。

それが、私が生きていくことで学んでいく、目標です。

 

一歩先へ進んでいくために、ゆっくりですが、頑張ります。

それでは今日は、この辺で。