通分!小5二学期の憂鬱 | 御影学習塾中島ゼミのブログ

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さて今年も、通分の時期がやって来た。
5年生の2学期は、算数の通分が大変だ。
 
公倍数がすぐに言えない!
 
九九を覚えてない、あいまいだ。
 
原因がわかっているから、倍数や公倍数を、何度も言って、書かせるのが一番いい。
 
神戸出身の岸本裕史先生の、参考書でも、そういう教え方だ。  というか、ほとんどの人がこのような内容で指導している。
 


 
 
ところが、わたしは、すこし前に、自宅やマンションの駐車場のLED工事を行う為に、2級電気工事士の資格を取った。
 
 
その参考書では、分母を掛け合わせ、分子と分母を、タスキ掛けする方法だった。 最小でなくても、公倍数でいいよ、ということだ。
 
 
 
小学生を指導するには、数が大きくなるので、最小公倍数を見つけるのがふつうだ。
 
ところが、やはり数字を一時的に、記憶するのが、苦手な人がいる。  数学的思考はそれほど劣っていないのに、もったいないことだと思っていた。
 
わたし達、大人でも、テレビショッピングを見ていて「8700円のイスを5脚で…、」
 
「マヨネーズ取って」ちょっと気が散ると、
 
4万円と……、3500円を忘れてしまう!
 
それなら、公倍数を省いて、いきなりかけ算から入ってもいいはずだ。
 
説明しよう。
 
 
 
アが一般式、イのように分母は、2x3=6 、分子は 1x3 と1x2の足し算で5、
 
どうですか? かんたんでしょう?
 
 
ウ、の例では、大きい18の倍数を、考えて、書き出し、小さい12の倍数と一致するのを探す、これが普通のやり方です。
 
そして、分子の5を3倍に、7を2倍にする。
 
エ、はタスキ掛けです。 12と18には共通な約数の6があるので、割って、チョット書きます。
分母を2と3に、小さくしてタスキ掛け。
 
分母は2x3x6にしてやります。
 
ご自分でも試してみてください。 約数を探す、という手順に、注意を払う必要がない!
 
淡々と、計算していい、つまり、通分しているが、その過程に共通倍数という概念がない。
 
だから、ラクなんです。
 
ソロバンを、しながら、人と話せますよね。 ソロバンが、道具、ツールになっているからなんです。
 
電卓もそうですね、テレビを見てもできますよね。伝票を合計しながら、電話に出れます。
 
ところが、通分には、計算の中で概念も、考えに入れないとならない。
 
電気工事士が配線をしながら、この器具の抵抗と、あの器具の合成抵抗を、手のひらにペンで書くのに、通分の仕組みは、要らんのです。
 
 
 
3つ以上の数字の分数計算は、2数づつでいい、カ、を見てください。 オ、のように3つの数の公倍数を探すの、大変じゃないですか?
 
 
 
 
しかし、こういう事をやると、小学校の先生は喜ばないかもしれない。
 
それは、大学の理工学科を出ていても、中学・高校の教員にはなれても、小学校はダメだ。
 
つまり、数学の勉強をキチンとした人は、小学校で教えられない、指導要領からはみ出す、授業ができないんです。
 
国語ではどうですか?   先生たちは、思い、思いの授業をしていますよね。 感想画を描いたり、生徒たちに自由な発想で授業に取り組むことを、許しています。
 
大学生でも、分数が苦手な人がいると、一時期話題になりました。
 
道具としての、計算練習と概念の学習が、共存しているからだったのです。