えー。
中一光学SPEEDMASTER 0.95/50mm PRO.ver(欧米での愛称 DARK KNIGHT) というレンズを入手しましたので、手元にあるCANON 50mm 0.95と実写比較してみます。
↓2つのレンズの大きさの違い。向かって右CANONはフィルター径72ミリ(重さ605g)。中一光学は67ミリ(重さ720g)。太さはキヤノン。重さは中一光学。*いずれもフードは社外品。
では実写写真。
まずはキヤノン↓画像を縦表示してあります。鱗のようなボケ。。すごい。
*テスト環境:同じ譜面台を3つ使用。向かって左〇穴までの距離1m。ここにピント合わせてます。
中央下〇穴までの距離1.7m位。中央上〇穴までの距離2.2m位。青く光っているのは直径5ミリ青色LED3連:間隔5ミリ)距離2.15m位。全て絞り開放0.95で撮影。以下同じ。
↓中一光学。青いボケが綺麗。
↓並べて比較。左:キヤノン。右:中一光学
あ、ピント位置(向かって左の〇穴、上から5つ目)は両方とも、キヤノンの最短撮影距離1メーターに合わせてます。
青い光部分拡大
↓キヤノン 実際にはない、変な緑色がでてる。。(偽色?)
↑鱗が怖い。。。青い光は青色LED3連点灯。
↓中一光学 こちらも実際にはない、変な緑色がでてる。。(偽色?)
↑キヤノンよりボケがすごい。。青い3つのLEDライトが1つに見える。。
でも画面向かって左の〇(これ実は譜面台の穴)は、こっちの方がしっかり写ってます。
比較してみて、こんなに差がでるとは思っていませんでした。
中一光学、ピント合ってるところはしっかりしてて、ボケはすごい。
いわゆるオールドレンズのぐるぐるボケが欲しい人には向かないけど、普通に写真を撮りたい人には
中一光学のSPEEDMASTER0.95/50mm PRO.ver お勧めします。
(今発売中のタイプIIIはレンズ構成から違うので不明)
↓キヤノンの実写その2(画像は縦変換)
↑120センチ水槽のLED照明。ピントはペンギンさん(最短撮影距離1m)にピント合わせた、、、つもり、、、(泣)
↓中一光学の実写その2
↑これもピントはペンギンさん(撮影距離1m)にピント合わせた、、、つもり、、、(泣)
↓両社比較。向かって左:キヤノン。右:中一光学
↑画像小さくすると判りにくいですけど、画面右下の水面反社は中一光学のボケが綺麗。
でも考えたら両者の発売時期は50年以上違う事を考えると、1961年に明るさ0.95のレンズを市販したキヤノンは凄いな、と改めて思います。
室内風景
↓キヤノン50mm0.95 実写その3
↓SPEEDMASTER0.95/50mm DARK KNIGHT M67 (後期型)実写その3
↑キヤノンと色が微妙に違うような。。
↓実写その3比較 左:キヤノン。右:中一光学 キヤノンは青みが強い?
↑このサイズだと、違いが判りにくいですね。
↓キヤノン50mm 0.95 実写その4
↑いわゆる、「たる型」の収差があるような。。(本棚の縦の板が歪んで見えます)
↓中一光学SPEEDMASTER0.95/50mm PRO.ver(愛称 DARK KNIGHT) 実写その4
↑こっちはほぼ、まっすぐなような。。。50年後のレンズなんだから当然?
今回はここまでー。
***以下、メモ***
2022年5月16日、中華人民共和国遼寧省瀋陽市(旧:満州国奉天市)にある中一光学(英文表記;Shenyang Zhongyi Optical & Electronic Co., Ltd)(欧米ではMITAKONというブランド名を使用)製造の焦点距離50ミリのレンズを中古購入。
このレンズ、現在発売中なのは三代目のタイプIII(2019年5月発売)
私が入手したのは2015年12月から発売されたSPEEDMASTER0.95/50mm PRO ver(後期型)。
欧米ではDARK KNIGHTという愛称で売られていたらしい。
標準レンズで明るさ0.95と言えば、キヤノンが1961年8月に発売を開始した「CANON 50mm F0.95」が有名。
キヤノンカメラミュージアムによれば「市販の写真レンズの中では最高に明るい超大口径レンズで、人間の眼よりも4倍も明るい夢のレンズとして話題を集めた。」との事。ドリームレンズの呼び名はここから。
私はこの「CANON 50mm F0.95」を愛用しています。中古購入したのは2005年4月でした。
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