前回、vol7までのまとめ。
1959年5月、キヤノンカメラ株式会社(1969年にキヤノン株式会社(現在)に社名変更)初の一眼レフとして発売された「キヤノンフレックス」用に開発発売された交換レンズ、
スーパーキヤノマチックレンズ R 50mmf1.8について。
製造番号 当ブログ呼称 特徴
10012 最初期0型 ・レンズ銘板リングに「SUPER-CANOMATIC」印字が無い。
・先端側の絞りリングのみ、絞り値数字前に白ガイド線あり。
10048 最初期1型 ・両方の絞りリングに、絞り値数字前の白ガイド線あり。
10736 初期1型 ・先端側の絞りリングのみ、絞り値数字前に白ガイド線あり。
12469 初期1型
19488 初期2型 ・ピントリングの幅が狭くなった。(12mmから8mmへ)
21838 初期3型 ・2つの絞りリングの間隔が広くなった(1mmから2mmへ)
23769 初期3型広 ・製造番号の刻印文字間広い。
30365 初期3型広
31642 初期4型 ・ピントリング幅8mm、2つの絞りリング間隔2ミリ、
・絞りリング数字前に白ガイド線なし。
36534 中後期1型 ・レンズ銘板に「MADE IN JAPAN」印字あり。
製造番号が1:1.8の後に印字されている。
重量が294g(初期4型より5g軽い。)
細かい違いで、8種類あるようです。ただし、製造番号10012と10048タイプは市販されていないと思われます。実際に市販されたのは初期1型からではないでしょうか。
*****今回はここから*****
アサヒカメラ1959年8月号「ニューフェース診断室」で初代キヤノンフレックスが取り上げられ、
その際にSUPER-CANOMATIC LENS R 50mmf1.8が紹介されていました。
製造番号10736のレンズの構成図は↓です。
そして、1959年8月号から3年後、1962年8月号の
アサヒカメラ「ニューフェース診断室」でキヤノンフレックスRMが取り上げられ、
その際に製造番号76941のSUPER-CANOMATIC LENS R 50mmf1.8のレンズ構成図が掲載されています。↓これです。
↓1959年と1962年の記事から、レンズ部分を比較すると レンズ構成の違いがはっきり判ります。
向かって左(初期型)は最初(第1群)は、2枚レンズを貼り合わせていますが、向かって右(中後期型)は1枚レンズです。
2群、3群も構成が違いますね。全く別のレンズのようです。
では現物検証してみます。
↓製造番号36534中後期1型を分解してみました。
↓一番手前にあるレンズです。
↑どう見ても1枚ですね。1962年8月のアサヒカメラに掲載されているレンズ構成図と同じです。
では初期4型(製造番号31642)はどうでしょうか。
↓分解してみました。
↑中後期1型と比べると、レンズ銘板がすり鉢状になっていて、いろいろ違います。
↓1番前のレンズはしっかりとはめ込まれています。
↓さらに分解
↓レンズをよく見てみると
↑黒いパッキン?がありますが、2枚のレンズを貼り合わせているようです。
これはアサヒカメラ1959年8月号のレンズ構成図と同じです。
中後期1型(製造番号36534)は、初期4型(製造番号31642)とはレンズ構成が違うことが検証できました。
今回はここまでー。
![]()
![]()
![]()











