小林幹幸写真展「スクールガールジャパン」 | フォトリズム

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6月30日、新宿ペンタックスフォーラムで開催されている、写真家:小林幹幸(こばやしもとゆき)氏の写真展にお邪魔して来ました。

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会場でお目にかかったモデルの清水まゆさん(15才)と、小林幹幸さんのツーショット。
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◎写真(氏名)掲載について、お二人(清水まゆさんは保護者様)にご快諾を頂きました。ありがとうございます。


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写真展のタイトルは、「スクールガールジャパン」
そう、学校の制服を来た十代女性被写体メインの写真展です。
こう書くと、「ああ、なるほど」と思われる方もあるかもしれない。

小林幹幸氏は、2002年から10年間、スクールガールを撮影して来た。

その作品はシンプルで奥深い色彩を放つ。

淡い空色をバックにした少女。
街中で振り向く笑顔のセーラー服。
自然の中で踊るスクールガール達。

かつて、松本零士氏による四次元世界の住民達が憧れた女性。

『この娘、高校の頃、片思いだった彼女に似てるなあ』

『初めて彼女と手をつないだ時のドキドキを思い出す』

『セーラー服を来てた頃、私、毎日、何を考えていたのかしら』

『そいえば、俺の娘も同じ年頃じゃないか。。』

『あ、同級生にそっくりな人がいたっけ』

写真は、見る人の心を映す鏡になる。

一人一人の感想が、多種多様に曜変し、その写真は『普遍性』を得る。

会場入口、一番最初に展示された写真は、
「Girl covered eye with scarf』と題されている。
両目を閉じ、左手で持ち上げた深紅のスカーフを右目にかけている女子生徒。
この写真は、あなたに何を問いかけただろうか。

会場出口には、東日本大震災から1年後の東北で撮影された作品達がある。
津波に襲われた音楽室に立つスクールガール。
東北出身のアイドルグループ『テクプリ』の4人が、そこに居る。

どんな写真家にも、「代表作」となるものがある。
そして、「代表作となる写真展」を持つ事が出来た写真家は、(とても少なくて)とても幸せだと思う。

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(私の独断かつ勝手な感想ですので、万が一、不適切な表現がございましたら、お許し下さい)



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小林幹幸写真展「「 スクールガールジャパン 」
開催期間 2012年 6月27日(水)~ 7月9日(月)
開館時間 10:30 ~ 18:30 >ご注意!最終日は16:00終了です。
定休日 火曜日
入場 無料
会場 ペンタックスフォーラム ギャラリーⅠ&Ⅱ
〒163-0690
東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)
ペンタックス スクエア内 ペンタックスフォーラム
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