自己愛性人格障碍(自己中、ナルシスト)まとめ -5ページ目

自己愛性人格障碍(自己中、ナルシスト)まとめ

「俺は偉いんだ」「俺は賞賛されるんだ」「みんなを利用していいんだ」
こんな性格は要注意

■心理的メカニズム

○感じ方の影響

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「一般にこれらの性質は、強力な劣等感および決して愛されないという感覚に対する防衛によるものと考えられている。」
「自己愛性パーソナリティ障害の人物は人より優れているという固有の高い自己価値感を有しているが、実際には脆く崩れやすい自尊心を抱えている。批判を処理することができず、自己価値観を正当化する試みとして、しばしば他者を蔑み軽んじることで内在された自己の脆弱性を補おうとする。痛ましい水準の自己価値観を有する他の心理学的状態とは対照的に、自己愛的な性格を特徴づけるのはまさにこの所以である。」



○欲求内容の影響

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「その子供は注意もしくはケアの不足により生じた自己の欠損を、誇大的な自我意識という手段で埋め合わせようとするだろう。」





■精神的メカニズム
全般

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「業績や才能を誇張する」
「他人を嫉妬する」
「多くの人間関係においてトラブルが見られる」
「優越性を誇示」




縦の関係

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる」
「人を利用する」

ときめき坂メンタルクリニック 心療内科,精神科 うつ,ストレス性疾患
「モラル・ハラスメントの加害者と被害者にはそれぞれ性格的な特徴があり、加害者には自己愛性人格、被害者にはメランコリー親和型性格が多いとされます。」

自己愛性人格障害と会社のパワハラ
「しばしば社会問題やブラック企業と呼ばれる所以となる会社のパワハラの背景には自己愛性人格障害的な考え方が潜んでいます。」
「このような部下をいじめる上司は自己愛性人格障害です。」


横の関係

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「自己愛的な子供は他者によい印象を与え、称賛を得ることを求め続けるが、誠実な友情を形作ることにいかなる関心も持たないと結論づけられた。」

Narcissistic And Borderline Attraction Therapy Soup
「Individuals with borderline personality disorder and narcissistic personality disorder may marry or enter into intimate relationships with each other, more than statistically likely, it seems.」
(境界性人格障害と自己愛性人格障害の人は、結婚するか親しい仲になるかもしれないということが、統計的に傾向があると言うよりも、どうやらそのようだ。)


親との関係
■欲求

○強い欲求

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす」
「絶え間ない賛美と称賛を期待する」
「人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する」
「権力を求め続ける」


○弱い欲求

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「他者に対する共感能力は欠けている」




■思考

○自己理解

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「人より優れていると信じている」
「自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する」


○他者理解

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「人の感情や感覚を認識しそこなう」
「嫉妬されていると思い込む」




■感情

自己対象転移(自己愛転移) - Wikipedia
「自己愛性パーソナリティ障害の患者に見られる特殊な転移であり、神経症患者やフロイトの精神分析において発生する感情転移とは別のものとして現れるものである。
理論的にはフロイトの転移という概念は、幼少期における両親に対してのリビドーや攻撃性を現在の医師との関係に再演することであるが、自己心理学で言う転移は、自己の損傷部分を回復させたり、自己を形成するために自然と発生する本質的なものとして捉えられている。特に自己が損傷している時にはこの転移を生じやすいと言われる。自己愛性パーソナリティ障害の患者だけではなく、人間一般にも広く見られる転移である。現在では論者によって様々な自己対象転移が想定されているが、基本的なものは以下の四つである。

・鏡転移(鏡自己対象転移)
能力があり完全である自己をほめてもらいたいという欲求。そのような自分をほめてくれる他人を求め、そのような他人を自己対象とする。理論的には幼少期における誇大自己から派生したものであり、「私は完全である」という自己愛を満たすためのものとして現れる。しばしば母親の肯定的側面として子供には認識される。

・理想化転移(理想化自己対象転移)
落ち着くことができたり自分の進むべき方向性を見出すことができるような他人を手に入れたいという欲求。そのような完全でもあり、理想的な親となってくれるような他人を自己対象とする。理論的には幼少期における理想化された親イマーゴから派生したものであり、「私は完全ではないが、あなたは完全である。そして私はあなたの一部分である」という自己愛を満たすためのものとして現れる。しばしば父親の動じない指針となるような立派な側面として子供には認識される。

・双子転移(双子自己対象転移)
自分と同じような他人を確認したいという欲求。自己心理学においては比較的遅くに提唱されたもので、同じ言語を話したり、自分と同じ民族であるという感覚からこの自己対象転移が想定された。

・融合転移(融合自己対象転移)
上記の三つの転移の前に生じる自己対象転移。自己と他人が融合している無境界な状態として現れる。
これらの自己対象転移は自己の欠損や混乱を埋めるようなものとして機能する。自己対象からの適切な反応があると、患者の自己の中にある野心や理想が徐々に形成されるようになり、患者は自己をしっかりさせると言われる。」

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「容易に傷つき、拒否されたと感じる」
「脆く崩れやすい自尊心を抱えている」




■全体

自己愛性パーソナリティ障害 - Wikipedia
「自己愛性パーソナリティ障害は、大うつ病性障害(うつ病)・摂食障害・強迫性障害・物質関連障害および反社会性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害、演技性パーソナリティ障害、妄想性パーソナリティ障害との併存が見られる[48][49]。大うつ病性障害のうち約2割が自己愛性パーソナリティ障害に伴う抑うつ症状という報告がある[50]。また、潜在型のナルシストは回避性パーソナリティ障害の診断基準を満たす場合がある[38]。」