たのしくなってきたのでロン了
ロン了、言いにくい!
根暗ロンシャン!
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「せんぱい、かまってよーかまってよーかまってー」
最近何かといえば部室にいる赤髪。
縄跳びやベンチプレス等々の器具で遊ぶのも飽きてしまったらしい。
「内藤!リングで遊ぶな!」
リングロープにぶら下がったり、綱渡りの要領で歩いてみたり、プロレスの真似をしてみたり、危なっかしくてよくよく練習もできない。
「内藤!いいかげんにしないと力ずくでつまみだすぞ!!」
「せんぱーい!試合!試合!!」
リングの上で下手なファイティングポーズをとり、シュ、シュと脇の空いたパンチを繰り出している。
「よおし、やる気だな!」
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「3秒だけ、ハンデをやる。俺はそのあいだ攻撃は一切しない」
「そんなにもらっちゃっていいのかなー。。おれ結構つよいすよ!」
部員はみんな帰ってしまってゴングを鳴らす者がいない。
「俺がゴング!カーン!!」
「さあ来い!」
いきなりがっしりと抱き付かれる。
「しょっぱなからクランチか!それじゃ俺は倒せんぞ!!」
「いいの」
油断していた。
即座に足をかけられて内藤もろとも転倒する。
「ぐは!内藤!おまえ!!」
「別におれボクシングの試合とは言ってないもんねー」
「卑怯者は好かん!・・・・が、これは一本とられたな!」
「イシシシシシ」
「ハッハッハッハ」
面白い奴が現われたもんだ、と思った。
「内藤、ボクシング部、入らんか」
「やだ」
「相手の意表を突くのは、なかなか効くぞ!足を掛けるのはさすがにできないがな!」
「・・・」
「そろそろ、上をどいてくれんか内藤」
「やだ」
俺の上に馬乗りになったまま、動こうとはしない。
「内藤、また俺をおちょくるつもりか?」
「少しで良いから、このままで、俺の話きいてください」
いつもチャラけている奴の真顔ほど、真剣に見えるものはない。
「いいだろう」
「俺、ほんとは超根暗で、友達少なくて、どうしようもない奴なんですけど」
「自分を卑下するな」
「先輩は、いつもキラキラしてて、熱くて、ホントに太陽みたいな人で」
「あこがれてます」
「少しでも、先輩のちかくで、先輩のパワーもらおうと思って・・・・・・」
「・・・・・じゃない!おれが、ほんとうに、いいたいのは」
「すきです。」
「先輩がチャラチャラしたのが嫌いだったら、ぜんぶ、ぜんぶ」
そう言って指輪やらピアスやらネックレスやら、ぽいぽいと取っては投げ、取っては投げ。
「全部、はずす」
「髪も、黒くする」
「すきです、先輩」
「俺は、好かん」
「その装飾品も、その頭も、自分の信念ではなかったのか」
「自分以外の奴の為に、それを台無しにするのか、お前は」
「それとも、意味もなく自分を着飾っていただけなのか」
「俺は、好かん」
「貴様のその浮ついた根性」
「叩きなおしてやるから、明日も来い」
上からぽたぽたとぬるい雫が落ちてくる。
「泣くな、日本男児」
「俺日本人じゃないもん」
顔を真っ赤にして、この上ないブサイクな顔で。
「今、良い顔しているぞ内藤」
「・・・ヒック、カハ、アハハ・・・うええええん」
「ホレ、俺にハナタレ垂らさないうちにどいたどいた」
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なんかイメージしてたのといろいろ違う展開になったけどいろいろ発散できてよかった!
ロンシャン⇒了平