1995.10.30.O.A. Ep.353 A
ロールパンナが暗い森の中を歩いていると、何かの気配を感じ、振り向くが何もなかった。が、目線を戻した先にはハロウィンマン!

即座にリボンでハロウィンマンを攻撃するロールパンナ。コテンパンにしたところで、

「その調子、その調子!」

と、ドキンちゃんが拍手をしながら現れた。でもって、ハロウィンマンはばいきんまんの変装だった。

「これは、ハロウィンマンっていうの」

「ハロウィンマン」

「そのハロウィンマンはすご〜く、いやなヤツなのだ」

「そうそう」

「それもそのはず、ハロウィンマンはアンパンマンの友達なんだ」ロールパンナにハロウィンマンに対する敵意を植え付ける。

「アンパンマン⁉︎」もちろん、反応してしまう。

「今日は、ちょうどそのハロウィンマンが出てくる日だから、やっつける絶好のチャンスなんだ」

「いつもやられてばっかりだけどね」

「そう!いやエヘヘ

「本当に出てくるのか⁉︎

「ほんとよ!」

ロールパンナは、リボンで岩を砕く。ばいきんまんたちはお互いにニッコリ。

パン工場では、アンパンマンたちがハロウィンのお菓子を用意していた。

「これでよしと」

「うわぁ〜」

「もうすぐビスケットもできるわよ」

「みんな喜びますねぇ!」

「あぁ、またハロウィンマンに会えるといいねぇ」

「後で迎えに行ってきます」

「あぁ、そうしておくれ」

ちょうどそこへ、子供たちとメロンパンナがお菓子をもらいに来た。

子供たち「いたずらするぞぉ〜!いたずらするぞぉ〜!」

「それともお菓子くれる〜?」

「お菓子をあげるわ!」

メロンパンナたちは大喜びでもらって行く。

町もすっかりハロウィンムード。

森の中。ハロウィンマン登場!

飛んでいると、ロールパンナに捕まってしまいそうになる。

「お前がハロウィンマンか!(ハロウィンマンが頷く)お前をやっつける!ロールリボン!!」

しかし、ハロウィンマンは逃げるのみ。

「ハロウィンマン!戦え!なぜ戦わない!そっちが戦わなくても、私はお前をやっつけてやるぞ!ロールァァァ!!」

ロールパンナを応援するばいきんまん。ドキンちゃんに頼まれてお菓子を奪いに行く。

町では、子供たちがお菓子をもらって満足していた。が、ハロウィンマンが現れてみんなを驚かしてお菓子を奪ってしまう。もちろん、それは、ばいきんまん。

ばいきんハロウィンマン、メロンパンナとカバオくんたちを発見。

「おっ、メロンパンナもいる。ロールパンナに会わせてはまずいな、ようし」

ばいきんハロウィンマンがメロンパンナたちの前に現れる。

「あっ、ハロウィンマンだ!」

子供たち「あっ、ハロウィンマン!また来てくれたのね!この前はアンパンマンと一緒にばいきんまんからお菓子を取り返してくれたもんね!ありがとう!

苦笑いするばいきんハロウィンマン。

カバオ「あの時の、ばいきんまんの情けない顔ったらなかったよな」

ディスられるばいきんまんだが、ばいきんハロウィンマンは、ここは我慢して、メロンパンナたちにばいきんまんが待ち伏せしているとウソをついてメロンパンナたちを誘導する。

一方、ロールパンナは、未だに(本物の)ハロウィンマンを一方的に攻撃していた。ハロウィンマンはひたすら逃げる。

「頑張って!ロールパンナ!ばいきんまん、うまくやってるかな」ロールパンナを応援しながらばいきんまんを心配している。

谷底まで来た子供たちとばいきんハロウィンマン。

「ナ〜ッハッハッハッハ!お前たち、ばいきんまんをなめると、とんでもないことになるぞ」

メロンパンナたちがハロウィンマンがしゃべったのを不審に思うが、ばいきんまんがすぐにネタバラシをしてしまい、もう後の祭りだった。

「お前たちがもらったそのお菓子やケーキ、ビスケットをいただく!」

「ばいきんまん!そんなことさせないわ!」

しかし、子供たちはばいきんまんの落とし穴に引っかかり、ネットで出られなくされてしまう。お菓子も全部奪われてしまう。メロンパンナがメロメロパンチで脱出を試みるも、まるで歯が立たない。

そんなこととは知らないアンパンマンは、ハロウィンマンを探していた。

「ハロウィンマン、どこにいるんだろう」

と、ロールパンナの叫び声を聞き、駆けつける。

「あっアンパンマンよ!」

「アンパンマン⁉︎」青いハートが光りだして、アンパンマンを攻撃し始める。

それとは入れ違いにばいきんまんが帰ってきた。ドキンちゃんが一緒に食べようというが、その前にアンパンマンをやっつけると行動に出た。ロールパンナから解放されたハロウィンマンがこっそり現れた。

谷底では、メロンパンナたちが助けを求めている。そこへ、ハロウィンマンが。メロンパンナたちはばいきんまんと思い込み、拒むが、ハロウィンマンは風を吹かせてメロンパンナたちを助けた!本物のハロウィンマンだ!

「あっ!本物のハロウィンマンだ!」

子供たち「本当だ!わぁ!ありがとう!」

ハロウィンマンはマントを広げて、アンパンマンがロールパンナに追いかけられている映像を見せる。

カバオ「あっ!アンパンマンだ」

「アンパンマンがロールパンナおねえちゃんに」

ピョンキチ「ばいきんまんたちも!」

「私はおねえちゃんを止めに行って来る!お願い!ハロウィンマンはパン工場へ」

カバオ「僕たちも」

しつこくアンパンマンを攻撃するロールパンナ。アンパンチを繰り出すアンパンマンとロールリボンで攻撃するロールパンナ。攻撃の衝撃で木の上にあった鳥の巣が落ちそうになる。アンパンマンがキャッチ!

「ごめんね」

感傷に浸っているのも束の間。ロールパンナにつかまる。

「しまった!やめるんだ!ロールパンナちゃん!僕は戦いたくない!」

すると、不意打ちで顔を濡らされる。やはりばいきんまんだった。

「ハーヒフーヘホー!よくやった!ロールパンナ!」

「ばいきんまん!手を出すな!」

邪魔したことを怒られ、怖気付くばいきんまんとドキンちゃん。そこへ、メロンパンナが!

ばいきんまんがメロンパンナを捕まえて、どこかへ拉致しようとする。

「助けて〜!!おねえちゃ〜ん!!!!」

「メロンパンナ!!」赤いハートが光り、元に戻るロールパンナ。

「ふたつの心
(優しい心パート)」スタート!


ロールパンナはメロンパンナを助ける。

「おねえちゃん!」

「メロンパンナ!」

「え〜い!面倒だ!」

ばいきんまんに水鉄砲攻撃されるパンナ姉妹。

「あっ!リボン」

しかし、間に合わず、ばいきんまんに攻撃されそうに。と、強風が!ハロウィンマンだった。

「ふたつの心(優しい心パート)」エンド。


「ハロウィンマン!」

「くそ〜!ハロウィンマンめ!」

と、そこへ、新しい顔到着!

「元気100倍!アンパンマン!!」

「何度やってもおんなじだ」

でも、当然その手は桑名の焼き蛤なアンパンマン。ハロウィンマンに再び強風攻撃を食らってしまう。そして、アンパンチでやられてしまう。

奪われたお菓子もカムバック!

「おねえちゃん

「助かったよ!ハロウィンマン」

「ありがとう」

笑顔のハロウィンマン🎃

「ありがとう、ロールパンナおねえちゃん」

そして、ハロウィンマンとお別れの時間。

ロールパンナも木の上からハロウィンマンを見守る。

ハロウィンマンは月の中に消えていく。



・2年5ヶ月ぶりの投稿です。ご無沙汰してます!夏にハロウィンの話ですけどねw

・ハロウィンマンが自分の衣装をモニターにすることができるなんてw

・ばいきんまん、どうせお菓子奪ったんなら、戦う前に食べればよかったのに…w 味方をするわけでもないけどw

・どっかで止まってメロンパンナを思い出したり、花を見たりするシーンはともかく、ロールパンナが飛ばずに森の中を歩いているシーンからのスタートは珍しいw

・ピョンキチ「この前はアンパンマンと一緒にばいきんまんからお菓子を取り返してくれたもんね!」→この前って、その当時より去年のハロウィンか?それとも一昨年のハロウィンか?

・映画ではブラックロールパンナはすでに登場していたけど、まだこの時のテレビアニメではブラックロールパンナは登場しないねw 白いままの悪ロールも悪くはない(むしろ好き)けどww

「ばいきんまん!手を出すな」悪のロールパンナ(ブラックロールパンナ)は、ばいきんまんの仲間とか悪党の仲間って言うわけじゃなくて、一匹狼の悪役なんだね