次の日。パン工場。
「うわぁ、昨日の嵐がウソみたい」
「アン、ア~ン」
「今日はいいお天気になりそうね」
「それじゃあ、僕はパトロールに行ってきます」
「頼んだよ」
「はい」
バタコ&メロンパンナ「それいけ、アンパンマン!」
「アン、ア~ン!」
「あっ、そうだ!私、今日、ロールパンナおねえちゃんに会いに行って来る。バタコさん、おいしいクッキーの作り方教えて」
「ええ、いいわよ」
「やったぁ」
チーズとバタコさんも嬉しそう。
そして、ロールパンナとメロンパンナの顔のクッキーが焼き上がる。
ばいきんまんとドキンちゃんがUFOに乗っていると、メロンパンナが飛んでいる。クッキーの匂いを嗅ぐ。そして、メロンパンナから奪うが、すぐアンパンマンに取り戻されてしまう。アンパンマンを攻撃しようとするが、アンキックでやられる。
飛ばされた先で、ドキンちゃんがばいきんまんに小言を言っていると、「うるさいねぇ。私の眠りを邪魔するのは誰だい?」と、声が。黒バラ女王だった。そう、これは黒バラ女王が封印されているガラス玉だ。
「黒バラ女王」
黒バラ女王「おぉ、ばいきんまんか。ちょうどいい。ここから出しておくれ」
「う~ん、う~ふふふ、出してやってもいいが、オレ様の言う事を聞くか?」
黒バラ女王「うん、聞いてやるよ。だから早く出しておくれ」
ハンマーでガラス玉を壊し、黒バラ女王を復活させるばいきんまん。
「よく聞け!黒バラ女王。オレ様の頼みはな!」
黒バラ女王「偉そうに指図するな」
「なんだと」
「何よ、助けてあげたのに」
黒バラ女王「なんだって?」
「いやぁ、さすが黒バラ女王。この強さならアンパンマンを確実に倒せる」
黒バラ女王「アンパンマンを…そうか、お前の頼みというのはその事か」
「さすが、なんでもお見通し」
黒バラ女王「ふふふ、いいだろう。私が倒してやる」
ばいきんまん&ドキン「やったぁ」
高笑いする黒バラ女王。
ロールパンナは1輪の花を見ていた。赤いハートを輝かせる。そこへ、メロンパンナが。メロンパンナはロールパンナにクッキーを渡し2人で花を見る。と、黒バラが草原に刺さり、黒くなる。花も黒くなり枯れる。
「あっ、お花が…どうして…?私、パン工場に行って来る!」
「パン工場に?」
「うん、ジャムおじさんなら何かわかるかもしれない。おねえちゃんはここで待っててね」飛んで行く。
メロンパンナを見送っているとロールパンナが黒バラ女王に捕まる。黒バラ女王にクッキーを落とされ割られてしまう。
黒バラ女王「オ~ッホッホッホッ!」
「お前は、黒バラ女王!」
黒バラ女王「あんな甘ったるい嫌な匂いは大嫌いさ」
「何やってるんだ!」
「相手はロールパンナじゃないでしょう」
黒バラ女王「ん?何文句あるかい?」
「とっ…とにかく…早くアンパンマンを倒しましょう」
「きっと、パン工場にいるわ」
黒バラ女王「言われなくたって分かっているよ」
「待て!黒バラ女王。パン工場にはメロンパンナが…」
パン工場。
「えっ⁉︎花が突然黒く?」
「う~ん、何があったんだろう…」
「ア~ン…」と、地響きが。
黒バラ女王だった。
「よし、まずはパン工場を破壊してしまえ」
「してしまえ」
黒バラ女王「うるさいねぇ、指図するのはおやめ」
そこへ、アンパンマンが。黒バラ女王のイバラに襲われるアンパンマン。黒バラを刺され、黒く固まる。
ばいきんまんとドキンちゃんは大喜び。パン工場メンバーは新しい顔を焼こうとする。
「そうはさせるか!黒バラ女王」
黒バラ女王「指図するなと言ったろ。フン、パン工場ごときこうしてやる」
イバラで締め付けられ、パン工場にヒビが入る。メロンパンナはロールパンナに助けを求める。
「メロンパンナ!」
赤いハートが光り、自力で脱出。ロールパンナはパン工場に駆け付け、イバラを破壊。ロールパンナが黒バラ女王と交戦中にバタコさんがアンパンマンの顔を交換。
黒バラ女王がアンパンマンに気を取られた好きにロールパンナがイバラをリボンで縛り、ローリングハリケーン。
ばいきんまんもアンパンチでやられる。
「メロンパンナちゃん」
「大丈夫よ」
「ロールパンナちゃんはいつかきっと帰って来てくれるよ」
「元気出して」
「アン、アン」
「うん」
ロールパンナはメロンパンナの作ったクッキーを両手に飛んでいる。
EDは「サンサンたいそう』でした。
・ロールパンナと黒バラ女王は一度会っている(『ロールパンナと黒バラ女王』(https://ameblo.jp/rollpanna122/entry-12250823404.html)
・共演済みの2人がまたダブルメインで共演するときはキャラの順序入れ替えるんだね
・ばいきんまんでさえも屈服させる黒バラ女王ww
・今回はブラック化はなし