「何だ?」
ゴミラ「とっても綺麗な目をしてるんだね!」
「えっ」
ゴミラ「僕ゴミラ!」
「ゴミラ?」
ゴミラ「うん、ゴミを食べるのが大好きだからゴミラ!よろしく!…どうしたの?」
「いや…」
ゴミラ「わ~い!嬉しいなぁ!僕のお家にお客さんが来てくれた!わ~いわ~い(×2)、ふふっ」
お腹が空いてゴミを食べようとするゴミラだが、やめる。気になったロールパンナだが、ゴミラに城の外へと連れられる。綺麗な星空を見ながら、ゴミを食べることで体が大きくなってみんなに迷惑かけてしまうと話す。一人だが寂しくない、お星様とここで話してるから大丈夫なのだと話す。そして、一度でいいからもっとお星様の近くに行ってみたいと言う。行ってみるか?とロールパンナ。2人は空を飛ぶ。
ゴミラ「すごいなぁ、お星様がいっぱいだ」
いくつか流れ星が流れゴミラは感動する。
お星様に手を伸ばそうとしてロールパンナから落ちる。背中でキャッチするロールパンナ。2人は微笑む。
その後ろをちょうどばいきんまんが通りかかる。
ゴミラ「とっても楽しかった!でもいいのかなぁ?お家で誰か心配してるんじゃ?」
「(首を横に振る)私も一人だ」
ゴミラ「じゃあ僕たち同じだね。ねぇ、明日も来てくれる?いいでしょ?」
「あぁ」
ゴミラ「やったぁ~、約束だよ!」 指切りげんまんをする。
ばいきんまん、岩陰で見ていて、ひらめく。
次の日、パン工場。ジャムおじさんたちは久しぶりにゴミラのところへ行こうと提案し、アンパンマンにもパトロール後に来るよう言う。
その頃、ゴミラの城では、ばいきんまんがゴミラのトランクを見つけて、ガムテープで縛って洞窟に閉じ込めてしまう。
入れ違いで到着したアンパンマンたちだが、ゴミラがいない上にトランクすらなく、不審に思う。チーズは匂いを嗅いでみるとばいきんまんの匂いがするらしい。
夕方。誰かの泣き声を聞き駆けつけるロールパンナ。それは、ゴミラに変装したばいきんまんだ。
「どうしたんだ、ゴミラ」
「オレ様、いや僕、アンパンマンにやられたんだ」
「アンパンマンに⁉︎」
「うん、あいつとても悪いやつなんだ。何もしてない僕を何度も何度も…あいたたた…」
「大丈夫か?」
「お願いだよ、アンパンマンをやっつけてよ」
「アンパンマン…」
ばいきんゴミラの嘘を間に受けたロールパンナは、悪い心を光らせブラックロールパンナに変身!
「アンパンマンを…倒す!」
「はい行ってらっしゃい~」
一方、チーズはついにゴミラの監禁場所をつき止めた。アンパンマンがアンパンチで出そうとしたその時!
ローラ~ッ‼︎
ブラックロールパンナに捕まるアンパンマン。
「やめるんだ!」
「戦え!」
「アンパンマン!」
ばいきんゴミラも姿を表すが変装が取れる。それでも構わず応援し続ける。
「ロールリボン!」
「やめるんだ、ロールパンナちゃん!」
「戦え~!」
チーズは穴を掘って監禁されたゴミラを助け出した。
ロールパンナに攻撃されながらしつこく戦いを迫られるアンパンマン。ゴミラが現れてブラックロールパンナにどうしたのと聞くが、忘れられてしまい、リボンで跳ね飛ばされる。
「お前は誰だ!」
ゴミラ「えっ、僕だよ、ゴミラだよ!」
ゴミラは、アンパンマン号まで飛ばされた。
ジャムおじさんは悪い心が強くなっているから優しい気持ちを思い出させなければとゴミラに話す。
ゴミラ、昨日見た星空を思い出すとジャムおじさんたちにゴミを大量に持ってきてもらい、自ら大きくなる。
ばいきんまんが気づくが、手遅れ。
たましいの歌、スタート。
「邪魔をするな!」
ゴミラ「ロールパンナちゃん、お星様を見て思い出して!」
「⁉︎」
ゴミラ「僕をお星様の近くに連れて行ってくれたでしょう!僕たち一緒に星を見ながら色々話をしたんだよ!」
ロールパンナ、ゴミラとの時間を思い出す。
「あっ!」
ゴミラ「あの時の優しい気持ちを思い出して!」
「優しい気持ち…」赤いハートが光る。そして元に戻る。
「ゴミラ!」
ゴミラ「よかった、元に戻ったんだね!」感動の再会!
たましいの歌、エンド。
「コラー、余計なことをするな!」
「やめるんだ!」
「うるさ~い!」
そして、いつものアンパンチ。
ロールパンナは去る。