少年に爆弾を渡す、トカゲのような悪魔の彫刻がある。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、スペインにはアナーキズムの風が吹き荒れた。
各地で頻繁に爆弾テロ事件が発生し、多くの善良な市民が巻き込まれた。
1893年、バルセロナで起こったテロ事件でも20名の尊い命が奪われた。
その中には、ガウディが若い頃心を寄せていた女性の家族が含まれていた。
ガウディは、そんな憎むべき犯人の姿をロザリオの間に描いた。
少年は幼子のイエスとマリアを見上げ、その後ろ手で悪魔からの爆弾に
手をかけている。
この彫刻に込められたガウディの真意とは?
