先日献血回数とうとう150回を達成した。がしかし、150回達成記念品贈呈は数年前に廃止されたという。
コロナ禍に入り、「献血は不要不急ではない」という事で奨励されていたが、感染する危険を冒してあえてしようという人は減る一方だ。おまけに少子高齢で若者がどんどん減り老人が逆に増えていくこの状況下では、献血ルームは常に閑古鳥が鳴いているような状態である。私のように多少若くなくても無理に協力せねばならない。人の血は人からしかとれず、血液製剤も人血からしか作れない。
「フン、おまえはただでお菓子やジュースが欲しいだけなんだろう? 貧乏臭いからやめちまえ。」
父がいつものように喚き立てる。確かにその通りなのだが、決して素直に認めてなるものか。社会貢献への溢れんばかりの熱意があるという論理を振り翳し応戦する。
最近はお菓子も好きなだけ食べれるというような状況ではなくなり、採血後に袋に入れられて渡されるようになった。経費節約は何処も必死である。歳をとって来たせいか、抜いた後気持ちよくなるという事もあまりなくなり、逆に気持ちが悪くなる事も増えて来た。血色素量が足りず、400ml抜く事もたまにしか出来なくなって来た。
これを機会にしばらく間を空けようかなと思います。