眩しい光が私を照らしつけた。なんだこの車は?いやがらせか?減速して私の傍を照らし続けている。ふと私の目の前で車は停まった。警察だった。この近くで痴漢があったらしい。生憎私は身分の保証できるものがなかったので、そのまま簡単なことを聞かれて立ち去ったが、怪しまれても無理もない点が私にはあった。 PM11:30以降の時間帯にマラソンをして、途中でベンチで休んでいる奴など普通はいない。私の日課なので、たまに他のマラソン人とすれ違う事が何度かあるのだが、さっさと走ってさっさと帰るのが普通である。
警察に捕まったのはこれで初めてではない。今年の5月後半あたりか? この記事にも載っている新宿にあるネイキッドロフト
に行った帰りのこと、警察に呼び止められた。
「ちょっとちょっと、あんたなんで逃げるの?」
「はあ? なんですか?」
「あんたパトカー見て逃げたでしょう?」
「・・・?」
よくわからない・・・私の行動がちょっと不審がられたようである。警察は私の鞄・財布・ポケットの中身等を探ったが、何にも犯罪にかかわるようなものは出てこなかった(鞄の中は整理されておらず、ちり紙が山のように出てきた事はあったが・・・)。
「(私の腰のあたりを触りながら)あれ、何か硬いものがあるぞ・・・」
「それはピストルではありません。」
「ふん、デリンジャーだな。」
で、免許証のIDをとられた。そして免許の写真と今の私の顔を見比べ、
「あーらら、こんなに太っちゃって・・・」
捨てぜりふを残して消えていった。
私の何が悪かったのか? なぜこんなことをされなければならなのか? 都条例がかわり警備が厳しくなったようだ。しかしこういう警察の横暴さはちょっとむかついた。国家権力の横暴である。断固糾弾したい。