新幹線で東京に向かう・・・。
通路をはさんで隣の席には、
おじいちゃんと孫らしき大学生。
聞こえてくる話の内容から
二人の間柄がなんとなく分かる。
おじいちゃんは昔の苦労話を、
孫にむかって何度も話している・・・。
大学生の孫はその度に、
まるで初めて聞いた話のように
「へー!」とか「そう!」と
美事な相づちを打つ。
そして、ときどき孫の大学生が
卒業後の夢を、おじいちゃんに語る。
おじいちゃんの3度目の苦労話が
終わるころ、新幹線は東京駅に着いた。
おじいちゃんの苦労話、孫の夢や希望、
同じ車両に乗り合わせた人たちの
喜びや哀しみや情熱や勇気や愛情や、
決意や失意や嫉妬や傷心や、なんやかんや・・・
さまざまな人の想いを乗せ、新幹線は
200kmを越えるスピードで今日も平然と走っている。
*たまにはCMを
「smile. Glico」篇