ユイコはダンナに家具より粗末に扱われているように感じてしまった。


ユイコの家にはケッコンした時にダンナが持ってきたデザイナーズ・ファニチャーがいくつかあって、そのひとつにガラストップのダイニングテーブルのセットがある。今日、テーブルの上のコーヒーメーカーでコーヒーをいれていたら、ダンナがやってきて椅子をユイコから引き離した。


「どうかした?」と訊いたら「よごれるとイヤだから」。


家具がたいせつなのはわかるけどさ……そういう言い方ってないんじゃないの……?


だからってなんて言われたら傷つかなかったのかはわからないけれども、軽く凹んだ。「ああ、この人はユイコより家具が大切なんだ」って思った。被害妄想かも知れないけど、そう感じてしまったことは否定できない。確かに家具はダンナの趣味的なところがあって、実家に置いてきたモノも含めたらけっこうなモノが揃っているのだけれども、もっと他に言い方があったんじゃないかと思うのはホントにユイコの被害妄想なのだろうか? だいたいコーヒーのヨゴレくらい拭けば何ともなくなるようなものじゃない? それにユイコは別にコーヒーをこぼしたりしないよ?


正直、朝から鬱はいった。


でも、リタリンを切ったので、ストックは持っているけど、のまないで乗り切ろうと思う。


こういうことがあると、3月でカウンセリングが終わってしまうのがとても不安になる。病院のシステムの変更で4月からカウンセリングに保険がきかなくなるので、3月でカウンセリングを打ち切ることを決めたのだけれど、診察の時間は短いし、こういった細かいひっかかりをどうやって消化していったらいいのかわからない。それは占いに凝ってはいるけれど、占いで全部が決められるわけではないし、カウンセリングなら、最悪三者面談があるのでカウンセラーの先生からダンナやクソバカ女に意見して貰うことが出来る。それが出来なくなるのはやっぱり不安だ。