わたしの子育てを救ったバイブル(言い過ぎ)というか…
つらかった時期は泣き笑いさせてもらった癒しで、
今となっては一寸先を照らして(?)くれる教本のような!
そんな漫画が、
『ママはテンパリスト』。

あまりにも有名な育児漫画なので、
子育て経験者的にはきっと知っている人も読んだことある人も多いでしょう。。。

わたし、普段はほとんど漫画読まないんですが、
この漫画は、うちのぼっちゃんが4~5ヶ月くらいの頃?
なんかもう忘れちゃったけど(子育ての記憶って、面白いほど忘れるね)、
寝てなくて孤独で不安で先が見えなくてあまりにつらすぎて、
若干鬱っぽくなっていた時期に、
オット(彼もほとんど読まない)が突如買って来てくれたものでした。

何でも、タレントの福田萌ちゃんが、ご主人のオリラジあっちゃんから勧められて読んで、
すごく救われたというエピソードをどこかしらで仕入れたらしく、
「あっちゃんがいいって言うならいいに違いない」
という、
「えーとー、オット君、いつからあっちゃんファンだったの?」的な疑問とともに我が家にやってきた、
そんな本でありました。

とにかく、涙出るくらい、部屋で一人でいても声出せるくらい笑えるので、
子育てちょっとつらい…みたいな人には全力で!オススメしたい本ですが、
(子育て関係ない人でもギャグ漫画として相当面白いと思うけど)
当時は、
「漫画だから脚色してるでしょー」くらいに思ってたところがあるんです。
実際のところ。

しかしながら、ぼっちゃんがもうすぐ2歳になろうというこの頃、
登場する「ごっちゃん」(作者の息子)の
まさに2歳くらいから始まる怒涛の抱腹絶倒エピソードが、
あながち嘘じゃないっていうか、
嘘じゃないどころか、
なんかもう「ある、あるあるあるー!」という感じで、
驚いています。

最近、1話ずつとか、ちょこちょこ読んで復習(オタク的…)しているのですが、
本当に。

いろいろシンクロするところは多いんですが、
(何かをやめさせたりするのに、「鬼」を使うとか…「鬼」や「おばけ」を異常に怖がるけど、だんだんナメくさりつつあるところとか、「なんでそういう変な語尾つけてしゃべる?」みたいなこととかね…ぼっちゃんは最近「XXだね、コレ。」とか、何でも最後に「コレ」つけるので、なんか、すごい生意気な感じがしておかしい…)
今かなり共鳴しているのは、
「ちびっこ男子はみんなキムタク」
的なことですよ!!


ストーリーの中でちょいちょい、ごっちゃんがキムタクに重なっているシーンがあるのですが、
これは、同様に男の子を育てている先輩漫画家さんからの言葉らしい。
(ちょうどそのシーンについてブログ書いてる人がいたので、ご参考


キムタクというのは、一般的なモデルっていうことで、
まぁそれが、(嵐ならば多分)ニノあたり…いや松潤?意外と翔くん?(←考え始めちゃった人)
とにかくツンデレが似合う素敵男子なら何でもいいと思うのですが、
ほんとうにまぁ、日々これ、
恋愛においては経験したことのないくらいの、激しい振り回されっぷりです。


例えば…

「イヤイヤ」真っ盛りなぼっちゃんは、
最近それに、「ママ」をつけて、名指して、「ママ、いや!」ということが多いのです。
「ママ、いや!ばあばがいいの!」とか、ですね。
普段は、ええ、はいはい…くらいに思いながら、
適度な距離をとって接したり補助したりしています。

でも、朝から根詰めて仕事して、保育園の駆け込みでお迎えに行って、
泥のように疲れ果てているにもかかわらず
玄関の階段(急なやつががあるんですよ、25段くらい…)の上で、
「ママ、やだ!あっち行く!(行け!)」
と叫び愚図られ、危ないのに手も振り払われ、階段降りる手前で20分もの時間が過ぎ行く時など…

なんか、
わたしこんなにあなたのこと大切にして生きてるのに、
ママいやとか、言われちゃうの?
的な気持ちがマックス、感情マックスになっちゃって、つい、

「あー… そっかぁ… ぼっちゃん、ママのこといやなんだぁ…
そっかぁ… ハァ。。。
でもさぁ、ぼっちゃんさ、どうせあと何年かしたら、
もう絶対ママと手なんかつながなくなるじゃん?
すぐに巣立って行っちゃうじゃん?
遠くに行っちゃうんだよねぇ?
それならさぁー、今くらいママとテッテつないでくれたっていいんじゃないの?
今だけだよ、こんなの。
ママ寂しいよ…なんかもう、悲しくなってきた…」

とかなんとか、もう「ゆっくり目を見て話す」とかじゃない感じで、
だらだらだらーっと話しちゃったりするわけです。
もう、糖分不足の頭フラフラな感じで。

そうしたらば、なぜか、座り込んでたのが、ふっと立ち上がり、
わたしに手を差し出して、
「ママ、ちゅき(好き)」
…とか…!!!!
言ってくる!!!


例えば、
寝る前に、散々愚図り(ぼっちゃんは寝つきが悪い)、
寝かしつけながら脊中やお腹トントンしようとすると、
「ママ、やだ!!」
と激しく拒絶し、ぐるぐる回転しまくって、
暴れる。

で、「ママ、やなの?じゃあ、ママ、あっち行こうかな…」
と寝室から出ようとすると、
「ママ、やだよ!」
と捨て台詞を放ったか…と思いきや、
脊中を向けてボソリと、
「ママ、ちゅき(好き)」
…とか。。。


あと最近は、
二人きりの時にだけ、
「イチャイチャするのぉ?」
といって来て、ギュッとしたり、ゴロゴロしたり、してくるのです。
(←もちろん、イチャイチャという単語を教えたのはわたしですがっ)


先日まで、少々多忙と混乱を極めつつあった我が家を手伝いに上京してくれていた母には、
「離れたりくっついたり、まるで恋人同士をみているようだわね」
と言われました。
ぼっちゃんの言動やあしらいにいちいち凹んだりしているわたしについては、
「あなたはぼっちゃんに入れ込みすぎよ」
と、まぁ。


割と口の達者なぼっちゃんが、
これからどんなツンデレ具合を発展させるのか、
母親ながら目が離せない。


と、同時に、
ぼっちゃんは残念ながら(?)わたしのキムタクではないので、
振り回されるのも大概にしながら、
いい感じに遊んで行かないとねぇと、
自分に言い聞かせるのでありました。


火遊び程度に…


ちびっこ男子、おそるべし。
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