自分が留学をしたりして海外に住んでいるときには
さほど気にならないというか
自分はその景色の中に(必死に、しかし普通に)溶け込んでいると
思ったり
誰かが自分を気にかけているとは
到底思わずに暮らしているのですが


自分が日本にいるときの
周囲に存在するいわゆる外国人と呼ばれる人たちについては
よくまぁ日本で暮らしているなぁと感心したりとか
何で日本に来たのかなとか
日本の暮らしをどう思っているのかなとか
そういうことが気になって
純粋に興味を持ってしまう


今朝は近所で 朝一番の雨がぱらつく時間帯に
自転車の前にも後ろにも
子どもを乗せられるカゴ的な器具を搭載した
スーパースペシャルなママチャリに乗って
颯爽と自転車を漕ぐ
茶色い目のパパさんを見かけた

後ろのカゴには
素敵なパン屋さんで買った
素敵なバゲットが2本、載ってたよ

きっとフランスに居たら
そんな自転車には乗らないけど(そんな自転車があるとも想像つかないでしょう)
きっとフランスに負けないくらい
おいしいフランスパンをゲットしたはず

そうして彼は日本で
子どもを育てているのだろうと思うと

とてもとても不思議で

子どもの頃に、
あなたはこうやって日本で暮らす日を想像していただろうかって
そういう遥かな記憶の旅が
ふっとすれ違う瞬間

遠い国で暮らしていた小さな男の子を どこかで想像したりして

世界中のどこにいても
暮らしていける 
そんな力強さとか温かさとか
つまり平和っていいなぁとか
ぼんやり思いながら

わたしも同じように
パン屋さんに入ったりするのです