ファッションに関して
挑戦を恐れているわけではない。



しかし



気に入った洋服(そのもの) とか 気に入ったテイスト(それっぽい) とか
あって
何だかそのバリエーションは自然と固定化されてきたような気もする。


そうそう それっぽいという
その
自分が決めたんだか
他人が決めたんだか
いやその両方がぼんやり感じている、っぽさ、的なもの。


まぁ難しいことはなしにしても
気に入っているのだから仕方が無い。


けれど


気に入っているものたちは
うっかり気を抜くと
すっかり古くなって
擦り切れそうだったり シミがついていたり 色あせていたり

やばい、これ、大好きなのに着れなくなっちゃうじゃんよ!

と思っても

ナントカの一つ覚えみたいに
やっぱり次の週末にはそれを引っ張り出し
やっぱり次のアポにもそれを引っぱり出し

いつぞダメになってしまうのではないかと心配しながら
恐る恐る
手放す日を考えてみたりする。


でも案外…

案外、なのは

似たようなものを探すというのもこれまた
意外と楽しかったりもして
そして
似たようなものが見つかったりもする


似たような
いや
もうちょっぴり もしかして そう思いたくないけど 
案外、今のヤツよりも素敵っぽいのが。





買い替える(買い足す)。


数年前に着ていたシャツに
ちょっと似ている数年前のシャツに
ちょっと似ている去年のシャツに
ちょっと似ている今年のシャツ。


といった具合に。


急に、
「旧」がちょっとコダサく見えたり、
コ汚く見えたり(そりゃあそうだ、着倒したんだから)


でも
さよならするときは
ちょっと切ない気持ちになって
ありがとうって言って
ポイします。


固執せず
恐れず手放せば
道は開ける。



…飛躍し過ぎか。



そんな人生の教訓めいたことはさておき


変わっているようで変わっていなくて
でも
変わっているのが
きっと今年のわたしなのです。



というわけで
セールの始まった東京にて
いつぞやのシャツに似たシャツを1着買い
それを見つけた!ことにひとりご満悦で
変わっているようで変わっていない
でも変わっている今年のわたしの夏を迎えようとしています。


あとついでに
今まで持っていなかった色柄のシャツも
手に入れたから
やっぱりこれは
進化系なんだよね?