海外へ行ったときの楽しみのひとつ、
それは、テレビコマーシャルを見ること。。。

言語が分からなくても
その数十秒で何かを伝えようとする性質により、
声のトーンや表情や構図から、
人びとの「盛り上がりポイント」が完結に伝わってくるので
ああこういうので盛り上がるのかなとか
そういう暮らしや文化の文脈が分かる気がして
観察的には超楽しい。


だから
ホテルの部屋にいる間は、基本的にはテレビ点けっ放し。
(日本に居て、自分が普通に番組見てるときは、CMって厄介な存在なんだけど…)


ということで
今回の台湾滞在中も、ぼんやーりとテレビを点けっ放し、
おお、素敵だ!
と見惚れてしまったのが、
Panasonic Vieraのコマーシャルでありました。


わたしには、
「黒のVIERA」の意味が
よくよく伝わって来ましたぞ。

っていうか
日本版では滝川クリステルさんが、
おっとーーーーーーーーーーーーーーーーーりした口調で
「…艶やかな黒 …鮮やかな色 黒が深まると 色は輝き始める」
とか言っていて、
リリース当時のメディアでは、
「滝川クリステルが小学生以来のロングヘアでCMに登場!」
とかナントカいうのが話題になっていて、
へぇ…?

正直ですね、
CM見ても、その黒がどれだけ鮮やかなものなのか、
よく分からなかったし
黒がどれだけ大切なのかもいまいち分からなかったのですけれど。


背景と黒髪の黒
髪飾り(花)の色


それが テレビ的に非現実的(静的)過ぎて(「テレビ」というより「絵画」)
多分 ピンと来なかったのだと思われ。
(おっとーーーーーーりしたナレーションと合わせて…)


台湾で見た、「黒」は、
黒が、テレビ的なアクションの中で目を離せない存在になっていて
画面が移り変わっても それは常に興味のセンターに置かれて
黒って、こんなにコントラストを創ることができて、
同時に、
黒だけでも、こんなに違う、こんなに鮮やかなんだなと感じ、
よって、色、つまりテレビ画面に映り込む全体が、鮮やかになるんだなと、
妙に納得。


ということで、
ただそれに興奮しちゃったエントリー。



日本で「黒のVIERA」を十分刷り込まれたから、
台湾で、それを納得させるCMに出会って、
腹に落ちたというのもあるかもしれないけど。

そうなのであれば、
是非、このバージョンも日本で流せば
ダメ押しになるのでは?


わたしが女子だから、
金城武>滝川クリステル
という色眼鏡で見ているんじゃないのー?
という見解はさておき。


いや、確かに、
最後の困っちゃった的な表情は、反則ですけど…べーっだ!