発売日が10日だとばっかり思い込んで、
昨日本屋さんを4件も回ってなくって、がっかりしたもんだから、
本日手にした21巻は感動モノでした。

近頃ダークサイドのわたしには、
まるでバイブルのような本書。

漫画の発売日がこれほど待ち通しいのも、
なんだか子どもの頃、宮崎の片田舎に住んでいて、
近所の農協(Aコープといった)に、2~3日遅れでしか納品されない
『りぼん』を買いに行ったとき以来じゃあ、ないでしょうか。

ストーリーについてはさておき。

仕事を終え、
閉店間近の駅前の本屋さんに急ぐこと2分、
コーナーに山積みされている『のだめ』を手にすること2分30秒、
わたしの後ろに4人の行列。

・・・みんな、手に持っているのは、同じ本・・・

そう、『のだめ』です。

これにはわたしも、
驚き。

そして、ひしひしと、感動。

すごいです、
影響力って、やつとは、
こういうことを言うんだなー!

わたしと、わたしの後ろにいたおぢさんとかお姉さんとかお兄さんとか、
みんな、この日を心待ちにしていたんだぁねぇ、と思うと、
不思議と連帯感が。

今頃、彼らもうきうき呼んで、涙して(これはわたしですが)るのかと思うと、
ますます。

映画に並ぶ列とか、
ライブにいる人たちとか、
そういうのとも、違った、
一種独特の・・・なんていうんでしょう、
地味な連帯感というのでしょうか。

偏見かもしれませんが。

多分、みんな「ひとりで読んでるよ」って思うと、
その気持ちがいっそう強くなるのかも、しれません。

でも、このくらいの地味な連帯感が、
今のわたしの胸には染みます。

じわわ。

最近、連載が月2回から1回になってしまったということで、
次へ、のペースはゆっくりですが、
どうやら年内には大作が完成するとの噂であります。

雑誌に、今回21巻収録から約3話目の展開が明らかになるのは、
約1ヶ月後。

1ヶ月後のわたしが、
どのくらい、このダークサイドから抜け出ているかは甚だ疑問ではありますが、
その頃には、もう秋の気配だなぁ。

さて、どうやって過ごしたものか。

のだめちゃんのように、
くわーっと、
開花するためには、
じわーっと、
悶々とする日も・・・
きっと、役に立つんだと・・・
(はぁ 依然ダークサイド。)