電車が、七夕仕様にデコレーションされていて、
相変わらず、
そういえばもうすぐ7月7日かと、
先手を打たれる。

いや、
ちょっと気が早くないかい?

恐らく、沿線の学校の子どもたちが書いたと思われる願い、
に囲まれて、
通勤する大人たちの心境やいかに。

正直少し、
つらくなる?

‐走るのがはやくなりますように。

‐大きくなったらキャビンアテンダントになれますように。
(この世代は、すでに「スッチー」なんて知らないのよね。)

- 勉強がうまくなりますように。
(う…うまい?勉強の尺度?まぁ、ある意味正しいかも…)

‐ おとなになったら本を書く人になりますように。

わたしはこんなとき、
なんて書いていたかを全く覚えていない。

そして、例えば今、書くとすれば、
幸せになれますように、
なんていう、
どうってことない一文を書いて、
はて、一体わたしの幸せは何に立脚しているのかと、
また悩んでしまったり、
するのだろう。